おとなのおわび3要素は、
「反省」「謝罪」「償い」。
仕事のおわびは、これに、
「原因究明」「今後の対策」が加わって5要素になる。
きょうは、新人がおちいりがちな、
「誤ったおわび」の心理をおさえ、
社会人として「通じるおわび」をめざそう!
新人のおわびと言えば、こんな光景を見る。
ミスを出し、みんなに迷惑をかけた新人が泣いている。
そのまわりを心配そうに、何人かの先輩がとりかこみ、
なぐさめたり、励まししたりしている。
なんのかんの言っても、やっぱり新人はかわいい。
新人のこない職場は寂しい。
新人がいるだけで本当にいいものだ。
上司や先輩たちは、
少子化で希少になった赤ん坊を、
親や祖父母、親戚、ご近所、総出でかまうように、
何かといえば、気にかけ、かまう。
新人は、最初は、
「自分が悪かった」とあやまり、
やがて自分を責め、
そのうち心情を吐露する。
「自分が思い上がっていたんです。
大学まで順調に来すぎてしまったから…」とか、
「ここ最近、ずっと不安だったんです。
自分はこの仕事にむいてないんじゃないか、
自分のようなものが、
こんな大事な仕事をまかされていいのか、って…」とか。
先輩たちは、話を聞いてやり、
相談にのってやり、
励ましたり、アドバイスしたり、
ためになる、ありがたい話でやる気をふるいたたせたり。
そのうち新人は気を取り直し、
「がんばります」と決意表明をする……、
って、ちょっと待ったー!!!
どうして、ミスして人に迷惑をかけたほうが、
自分の不安を聞いてもらい、
励ましてもらい、
元気にしてもらい、と
「もらいパワー」をしてるんだ?
その間、とまっている先輩の仕事は?
お客さんの心配は?
仕事の生産性は?
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文章表現・コミュニケーションインストラクター。岡山県生まれ。1984年ベネッセコーポレーション入社後、進研ゼミ小論文編集長として、高校生の考える力・書く力の育成に尽力する。2000年 独立。フリーランスとして、執筆、講演、高校・大学での授業、社会人への研修、ワークショップなどを通して、文章表現力・思考力・コミュニケーション力の 教育に取り組んでいる。著書に『話すチカラをつくる本』『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『あなたの話はなぜ「通じない」のか』『理解という名の愛がほしい』『おとなの小論文教室。』他多数

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