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凍える新興国クルマ市場

インドで現代自とVWは強気も、日本勢は慎重

2009年5月13日(水)

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 自動車販売が落ち込む先進国と比べて底堅いと見られてきた新興国市場。中国は健闘するものの不安も高まっている。

 「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)ではなく、BICsと呼ばれるようになるかもしれない」(外資系証券のアナリスト)。こう言われるほど、低迷が著しいのがロシアだ。

BRICsからロシアが脱落?

 ロシアの今年1~3月期の販売は、前年同期比で4割減少した。2008年の新車販売は293万台だったが、調査会社によると今年の予想はわずか170万台。月を追うごとに販売は落ち込んでおり、前年同月比の減少率は1月に33%だったが、3月には47%に達した。

新興国の市場動向の例

 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)だけは3%増で踏みとどまったが、ほかは全メーカーがマイナス。とりわけ日本勢は苦しい。トヨタ自動車は61%、スズキが72%、三菱自動車は82%の減少で、目も当てられない。

 「ロシアは非常に厳しい状況にある。(経済を支えてきた)原油価格が下がり、為替レートも下落している。回復にはかなりの時間を要するだろう。しばらくは期待できない」。三菱自の益子修社長は険しい表情を見せる。

 金融危機に、昨年のグルジア侵攻が追い打ちをかけて、外国資本が流出。ロシア経済の低迷は長期化している。

 クルマ販売が相対的に堅調だったアジアにも陰りが見える。2008年に4割成長し、市場規模が60万台に達したインドネシア。今年1~3月期の販売台数は、前年同期から3割程度減少した。

 「インドネシアが好転するイメージは現時点ではない。日本から生産技術者を派遣して、コスト削減活動を強化する」とダイハツ工業の箕浦輝幸社長は話す。

 ダイハツは現地企業と合弁で小型車を生産して販売している。昨年のインドネシアの販売は4割増で、シェアは2ポイント高まって14.2%に達したが、今年はマイナス成長を覚悟する。

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「凍える新興国クルマ市場」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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