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ブックオフオンライン、ネットでの古本買い取りが前期比20%増

トヨタ流の在庫管理で単月黒字を達成

  • 川又 英紀

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2009年5月18日(月)

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 ブックオフコーポレーションの子会社で、インターネットと宅配便を組み合わせた古本の買い取りサービス「宅本便」と、買い取った古本のネット販売を手がけるブックオフオンライン(横浜市)が、2009年3月期の古本買い取り件数を2008年3月期に比べて20%拡大させた。宅本便はブックオフコーポレーションが1999年から開始しており、2007年8月のブックオフオンラインのサイト開設と同時に同社に事業を移管している。

 古本販売事業は安定した買い取りで在庫を確保できなければ、成長が難しい。ブックオフオンラインは買い取り件数を1年で1.2倍に伸ばせたことで販売できる商品数を増やし、2009年1月には初の単月黒字を確保した。2009年3月期のネット販売の売上高は18億円の見込みだ。ネット販売の会員数は約50万人になった。

ブックオフオンラインの物流拠点「東名横浜ロジスティクスセンター」の様子

 ブックオフオンラインは毎月130万~140万点の古本を宅本便で個人から買い取っている。季節変動が大きい古本の買い取りは引っ越しシーズンの3月が年間のピークで、宅本便の利用も増える。2009年3月には過去最高の月間買取受付件数を記録している。多い日には、1日に2700箱もの古本入り段ボールが各家庭からブックオフオンラインの物流拠点「東名横浜ロジスティクスセンター」(横浜市)に送られてきた。手元に段ボールが無い人には段ボールも1枚150円で販売しているが、月間3000~4000枚が売れる隠れたヒット商品になっている。

 センターに40ある買い取り査定ラインでは、担当者が古本のバーコードをスキャンし、単品マスターデータベースに照らして査定価格を決定。古本の送付者に通知して、最終的な買い取りの許諾を得ている。

 センターでの在庫管理にはトヨタ流のノウハウを適用。豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーから指導を受けた。「買い取った順に在庫を棚に自由に置いていけるフリーロケーションや自作のピッキングカートなどを駆使して、多品種小ロットのセンターで作業効率を高めてきた」(ブックオフオンラインの平山俊介代表取締役社長)。なお、情報システムの構築はNTTデータが請け負った。

新刊の取り扱いで全巻まとめ買いサービス誕生

 宅本便で買い取った古本は、ブックオフコーポレーションの直営店にも在庫として回している。残りを1200坪あるブックオフオンラインの東名横浜センターに保管し、ネット販売する。センターには常時100万点、60万タイトルを取りそろえている。

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