普段、新聞記事は流して読む程度だが、テレビ欄と折り込みチラシだけは欠かせない――。そんな消費者を狙ったリクルートの新サービスがじわりと拡大している。
新しいサービスは「タウンマーケット」。これまでも同じ名称でスーパーなどのチラシをインターネット上で閲覧できるサービスを手がけていたが、「ネットだけでは、見ることのできない人も出てくる」(リクルート広報部)として、実物のチラシを宅配するサービスを始めた。
イオンもチラシ広告を見直し
昨年12月に東京都町田市と神奈川県相模原市でサービスを開始し、今年1月からは横浜市と川崎市でも配布に踏み切った。今月29日には東京都世田谷区や中野区、杉並区など都内の6区に対象を広げる。
配布を受けるには会員登録が必要だが、入会金や配送料などの費用はかからない。登録すれば毎週金曜日に、ヤマト運輸のメール便で自宅に宅配される。チラシのほかに1週間のテレビ番組表をまとめたフリーペーパーが入っており、番組の紹介のほかタレントのインタビューや料理番組で紹介されるレシピ、星占いなども掲載する。

チラシは新聞に折り込まれているものとほぼ同じ。4月下旬に川崎市内で配られたタウンマーケットでは、マンションや不動産の広告のほか、家電量販店のコジマや靴専門店のABCマート、三井不動産が運営する商業施設、ららぽーと横浜など計17枚のチラシが入っていた。
現在の会員数や発行部数についてリクルート広報部は「チラシの宅配は事業化に向けた調査をしている段階で、詳しい内容は答えられない」としており、大規模な宣伝活動などはしていない。しかし、登録希望者が増えてくれば、今後、配布対象地域を広げる可能性がある。
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