新人に必要な「聞く力」とは、
国語で満点を取る力ではない。
「おかん」のように話を聞く力だ。
関西では、母のことを、尊敬をこめて「おかん」と呼ぶ。
「おかん」は、実はいい言葉なのだ。
あとで理由を述べるが、あえてこの言葉を使わせてもらう。
今日は、上司や先輩から信頼される
「人の話を聞く技術」を紹介する。
新人のなかに、この3つにあてはまる人はいないだろうか?
ちゃんと話を聞いているにもかかわらず、
上司や先輩から、
「人の話、ちゃんと聞いてる?」
と確認されてしまう。
「人の話をちゃんと聞け!」
と注意されたことがある。
わかりきったことをくどくど言われたり、
同じ話を何回もされてしまう。
とくに3番目の、
わかりきったことをくどくど説明されたり、
同じことを何回も何回も言われたりで、
「もう、うんざりだ。
うちの上司はクドイ。うざい」
と思っている人もいるんじゃないだろうか。
しかし、きみの上司が特別クドイわけではないのだ。
人が同じことを何度も言うときは、
「相手に話を聞いてもらえている実感がない」ときだ。
そう、きみの聞き方は相手に不安を与えている。
「ちゃんと聞いてるか」とよく確認される人、
「人の話をちゃんと聞け」と注意される人も同じだ。
相手に、聞いていることを証明しながら聞く。
これが、まだ信頼関係を築く途上の新人には、
とくに求められる聞き方なのだ。
でも、「聞いていることの証明」ってどうすればいいのだろう?
そもそも、きみは人の話をどこで聞いている?
「耳に決まってるじゃないか!」
と怒らないで、もしそうだとしたら、今日から、
「目」で聞いてほしい。
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文章表現・コミュニケーションインストラクター。岡山県生まれ。1984年ベネッセコーポレーション入社後、進研ゼミ小論文編集長として、高校生の考える力・書く力の育成に尽力する。2000年 独立。フリーランスとして、執筆、講演、高校・大学での授業、社会人への研修、ワークショップなどを通して、文章表現力・思考力・コミュニケーション力の 教育に取り組んでいる。著書に『話すチカラをつくる本』『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『あなたの話はなぜ「通じない」のか』『理解という名の愛がほしい』『おとなの小論文教室。』他多数

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