──深澤真紀さんの連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」が同名の単行本になりました。連載に大幅に加筆し、さらに充実した中身になっています。
この書籍は、深澤さんが以前からメンターと仰ぐ、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんのベストセラー、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているとのこと。
そこで今回はゲストに大先輩の上野さんをお迎えし、「ひとりで生きていくこと」「人間関係をメンテナンスしていくこと」について、お2人にお話しいただきます。

上野千鶴子さんの著書、『おひとりさまの老後』(法研)。誰もがひとりになる老後のために、ひとり暮らしを楽しむノウハウを教えてくれる。2007年7月発行

深澤真紀さんの最新刊、『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(光文社)。日経ビジネスオンラインでの同名連載に加筆したもの。2009年4月発行
フカサワも人並みに苦労したんだと感じましたわ
深澤 私は上野さんに1989年3月、ちょうど20年前に取材で初めてお目にかかりました。今日はその時の記事をお持ちしたんです。「私たちの就職手帖」という早稲田大学の女子学生がつくっていたミニコミ誌のインタビューで、上野千鶴子と深澤真紀の若かりし姿も写ってます。
上野 まあ、懐かしい!


深澤 上野さんは当時ソバージュだったので、今日は私も髪を巻いてきました(笑)。
上野 わたしが「女装」していた頃ですね(笑)。
深澤 この記事はちょうど20年前ですから上野さんは40歳で。
上野 アラフォーでしたね。
深澤 私が22歳ですね。
上野 私たちはいくつ違うの?
深澤 上野さんが1948年生まれで、私が1967年生まれなので、19歳です。
上野 そうなの。あなたの『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(以下『メンテナンス術』)を読んで思ったのはね、イケイケだったギャルが人並みに苦労して、こんなに成熟したかというのが、最初の感慨でございます。
深澤 「就職手帖」なんていう地味なミニコミ誌を作っていたくらいなので、そんなにイケイケでもなかったんですけど(笑)。
上野 親子とは言わないけど、ちょっと斜めから見ていたおばさんが、「いやあ、あの子もこんなにオトナになったか」みたいな感慨ね。
深澤 もう42歳ですから(笑)。
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