「特別対談 上野千鶴子×深澤真紀  “おひとりさま”の人生メンテナンス術」

上野千鶴子も深澤真紀もおやじである

上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第1回)

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2009年5月21日(木)

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──深澤真紀さんの連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」が同名の単行本になりました。連載に大幅に加筆し、さらに充実した中身になっています。

 この書籍は、深澤さんが以前からメンターと仰ぐ、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんのベストセラー、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているとのこと。

 そこで今回はゲストに大先輩の上野さんをお迎えし、「ひとりで生きていくこと」「人間関係をメンテナンスしていくこと」について、お2人にお話しいただきます。


フカサワも人並みに苦労したんだと感じましたわ

深澤 私は上野さんに1989年3月、ちょうど20年前に取材で初めてお目にかかりました。今日はその時の記事をお持ちしたんです。「私たちの就職手帖」という早稲田大学の女子学生がつくっていたミニコミ誌のインタビューで、上野千鶴子と深澤真紀の若かりし姿も写ってます。

上野 まあ、懐かしい!


左端が上野さん、右から2番目が深澤さん

深澤 上野さんは当時ソバージュだったので、今日は私も髪を巻いてきました(笑)。

上野 わたしが「女装」していた頃ですね(笑)。

深澤 この記事はちょうど20年前ですから上野さんは40歳で。

上野 アラフォーでしたね。

深澤 私が22歳ですね。

上野 私たちはいくつ違うの?

深澤 上野さんが1948年生まれで、私が1967年生まれなので、19歳です。

上野 そうなの。あなたの『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(以下『メンテナンス術』)を読んで思ったのはね、イケイケだったギャルが人並みに苦労して、こんなに成熟したかというのが、最初の感慨でございます。

深澤 「就職手帖」なんていう地味なミニコミ誌を作っていたくらいなので、そんなにイケイケでもなかったんですけど(笑)。

上野 親子とは言わないけど、ちょっと斜めから見ていたおばさんが、「いやあ、あの子もこんなにオトナになったか」みたいな感慨ね。

深澤 もう42歳ですから(笑)。

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著者プロフィール

深澤 真紀(ふかさわ・まき)

深澤 真紀

コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長。1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる(『草食男子世代−平成男子図鑑』(光文社知恵の森文庫)に収録)。日経ビジネスオンラインの連載をまとめた『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(光文社)、『考えすぎない生き方』(中経の文庫)、『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。そのほかの連載に、「深澤真紀の平成働き女子のための処世術」、「深澤真紀の草食の時代」、「草食男子も悪くない」など。

橋中 佐和(はしなか・さわ)

編集者、ライター。タクト・プランニング取締役プロデューサー。
1966年、東京生まれ。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。学生時代は「本の雑誌」編集部に関わる。日本IBMを経て、「翻訳の世界」「ロッキング・オン」編集部に勤務。以後フリーランスとして、生き方、暮らし、食、健康・美容、旅、映画、音楽に関する雑誌、単行本の企画・編集・構成、執筆、校正などを手がける。



このコラムについて

特別対談 上野千鶴子×深澤真紀 “おひとりさま”の人生メンテナンス術

社会学者の上野千鶴子・東京大学大学院教授とコラムニスト深澤真紀氏は、実は20年来の「師弟関係」にあったという。上野氏が2007年に上梓した『おひとりさまの老後』がベストセラーになり、「ひとりで生きていくこと」というテーマが世間でも注目を浴びるようになった。一方、深澤氏が日経ビジネスオンラインで連載し、このたび書籍となった『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』は、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているという。この特別対談では、「ひとりで生きること」と「人間関係をメンテナンスすること」について、お2人にお話しいただく。

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