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【株価が語る】 キーエンス 高収益神話、崩せぬ宿命

  • 瀧本 大輔

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2009年6月1日(月)

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 40%を超える売上高営業利益率を維持し続けてきた、制御機器メーカーのキーエンス。5月8日に発表した2009年3月期の決算では、急激な景気の落ち込みにもかかわらず、営業利益率44.4%を維持した。

 今期はさすがに“息切れ”が見込まれる。主力製品であるセンサーの需要が伸び悩み、営業利益率が36.1%に落ち込むとの見通しを示したからだ。

キーエンスの株価と日経平均株価の推移

 ところが、株価は下がらなかった。決算発表後の5月11日の終値は1万9250円で、5月8日の終値である1万8680円から反発。その後も2万円をうかがう水準で推移している。昨年9月のリーマンショック以後、日経平均株価が足踏みしてきたのとは対照的だ。

 この値動きは、それだけキーエンスに対する市場の期待値が高いことを示している。UBS証券の星野英彦シニアアナリストは、「キーエンスはPER(株価収益率)が高く、期待先行の株価が続いている」と言う。5月25日の終値ベースの予想PERは36.1倍だ。

 これほど市場の期待を集めているのは、景気が低迷しても着実に需要を取り込み、高水準の利益を上げるとのシナリオを描きやすいからだ。

提案力が付加価値の源泉

 理由はいくつかある。まず、主に製造業の生産現場で使われるセンサーの需要が、底堅いとの見方だ。製造業が過去数年、旺盛な設備投資を進めた結果、既存設備の保守や改良、効率化の需要が見込める。キーエンスは直販営業体制を敷いているので、「細かな現場のニーズを拾って新たな用途を提案し、需要を取り込める」と、野村証券企業調査部の広兼賢治アナリストは評価する。改善・改良そのものの提案が付加価値になるので、価格競争に巻き込まれず、高い利益率を確保しやすい。

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