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部長とバトルする弁当男子「節約リーマン」

もっと対話して、世代ギャップを埋めませんか

2009年6月2日(火)

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 4月に「男泣きリーマン」をご紹介してスタートしたこの連載も、今回が最終回。今回登場する困リーマンは、こんな彼です。

ケース8:ケチって部長とバトルする「節約リーマン」

 入社した時から、「貯金が趣味で」「特売に目がなくて」と話していた、部下のタナベくん(20代前半)。実は最近、節約をめぐって彼と部長(50代)とやり合い、困っています。

 タナベくんは、通勤は自転車、昼食には手作り弁当を持参する「弁当男子」。部長が直々に、昼食や飲みに誘っても「弁当を持って来ているので」「自転車で来ちゃったので」と断る。朝から弁当を作ったり、休日に特売スーパーを回っているせいか、タナベくんは傍目に見ても、疲れやすくなりました。

 部長には、それが気に入らない。タナベくんが遅刻すると、「自転車なんかで来るから」「男のクセに、朝から弁当なんか作るから」となじります。

 先日は、それを聞いたタナベくんがカッとなり、「そんなこと、部長に言われる覚えはありません!」と反発。部長は怒り心頭に発し、「あいつをどうにかしろ」と、僕に捨て台詞を吐いて去りました。

 でも、タナベくんが悪気でないのも分かるのです。いったい、どうすればいいでしょう?

(飲料メーカー勤務・コンドウタクヤさん・43歳)

 何事にも節約を、と心がける「節約リーマン」、タナベくんの気持ちは分かる。でも、50代の部長の思いも理解はできるし、「どうにかしろ」と言われたら無視できない。

 板ばさみに合ったコンドウさんが、苦悩する様子が浮かびます。

 コンドウさんは、私と同じ「バブル世代」。
 これまで何度かお話ししたように、バブル世代の青春時代(80年代後半~90年代)は、イケイケドンドン、高度成長期の日本と価値観が似ています。だからこそコンドウさんにも、部長の考えが分かるのでしょう。

 バブル世代も高度成長期も、男性は特に、会社や学校でつねに競争を強いられていた。彼らは周りの期待に応え、「少しでも誰かに勝とう」と努力してきた。昼食にしても、夜の飲み会にしても、嫌々ながら上司につき合ったのは、少なからず「上司によく思ってほしい」「自分を評価してほしい」との思いがあったから。私もそうだったので、よく分かります。

 でも、困リーマン世代は違う。
 バブルの原体験が一切ない彼らは、ずっと右肩下がりの時代に育ちました。「国も企業も、自分を守ってくれない」「どんないい会社に勤めても、いつリストラされるか分からない」、それが困リーマンの口癖。

 だから、必ずしも会社でのつき合いを優先しません。「残業NGリーマン」でお話ししたように、愛社精神がゼロではないものの、自分のライフスタイルを崩してまで、ムリに上司につき合うケースは稀です。

 しかも彼らは子どもの頃から、私たちバブル世代が思いもよらないことを、親に言われて育ったようなのです。

イラスト:小迎 裕美子

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