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“おひとりさま”も、完全に1人では生きられない

上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第3回)

  • 深澤 真紀,橋中 佐和

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2009年6月4日(木)

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──深澤真紀さんの連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」から生まれた同名の単行本は、深澤さんがメンターと仰ぐ、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんのベストセラー、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているとのこと。

 前回に引き続き上野さんと、恋愛の仕方、メンター探しなどについて、ご対談いただきます。


深澤 上野さんは『おひとりさまの老後』(以下『おひとりさま』)で、「友人」の大切さを唱えながら、「友人をつくるには努力も要るし、メンテナンスも要る」と書かれています。

 一方で「友人さえいれば幸せになれる」「友人にはメンテナンスは要らない」という「友人教」が、私たちの世代から若い世代まで広まっていますが、それは幻想だと思うんです。

 そこで私が友人について、勝手にアンサーソングを書いたのが『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(以下『メンテナンス術』)の友人編だったわけです。

上野 『メンテナンス術』の一節に、「ひとりで生きている人間が、ひとりで生きている人間と関わって生きていくことが人間関係です」とある。「おひとりさま」だって、完全に「おひとりさま」じゃ生きられませんということね。どこかの箴言集に1行載せてもいいぐらいですよ、これ。

「恋愛教」と「恋愛はしなくてもいい、という考え方」

深澤 友人教も広まっていますが、一方で女性たちにはまだ「恋愛至上主義」である「恋愛教」も根強く残っています。

 例えば「別に結婚もしなくていい、子供を産まなくていい、でもどんな時でも恋愛をしておく方がいい」とさえ言われます。

上野 恋愛教は、だいぶ冷めてきたんじゃない?

深澤 女性はまだ、恋愛教を追いかけてると思います。だから、「婚活」や「草食男子」というキーワードが話題にもなりますし。

上野 婚活は恋愛教とは別だと思うけれど。

深澤 婚活には、ロマンチックラブイデオロギー(編注:運命的な男女間の1対1の恋愛を理想とし、その相手と結婚していくという考え方)がまだ残っていると思います。

上野 あれはせいぜいアラフォーまででしょう。

深澤 婚活は「アラフォーの春闘」かもしれません。

上野 なるほど(笑)。春でも晩春。最後の春ね。でもアラフォーから下の世代には、あまり恋愛教はいないような気がします。

深澤 ただ、恋愛教に振り回される女性は、世代を問わずにいます。ですから、『メンテナンス術』の恋愛編では、「恋愛はしなくてもよい」ということをまず書きました。

コメント4件コメント/レビュー

私は20代後半、未婚。結婚願望なし。まず、結婚して、その後の生活(夫婦関係・子供のこと全般・介護ETC)考えれば考えるほど、重荷と感じる。もともと一匹狼だから、しばられたくないのね。お一人様人生希望している。今後はもっと稼いで自分の人生をとことん楽しむ・・・思い道理に進めるかな?え?メンターが必要?いいのさ、特定のひとじゃなくて、老後はグループホームみたいな施設に入所する。人間関係は広く・浅くね。それが一番いいのよ。(2009/06/08)

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私は20代後半、未婚。結婚願望なし。まず、結婚して、その後の生活(夫婦関係・子供のこと全般・介護ETC)考えれば考えるほど、重荷と感じる。もともと一匹狼だから、しばられたくないのね。お一人様人生希望している。今後はもっと稼いで自分の人生をとことん楽しむ・・・思い道理に進めるかな?え?メンターが必要?いいのさ、特定のひとじゃなくて、老後はグループホームみたいな施設に入所する。人間関係は広く・浅くね。それが一番いいのよ。(2009/06/08)

上野先生の「東大教師の仕事は拾った」というポスドクの前でのお言葉は、実は、断然男世界で、冷たい厳しい世の中で、ジェンダー論を展開し、世に出るために、いつも強気でいなければとてもではないけれどやっていかれない自分自身に対して、叱咤激励?というか、その位強気の発言をしなければ、自分を安定させられないほど、悔しい思いもたくさんしていらっしゃるのかな、とも思っていました。だから「自爆テロ」という印象はなく、アニマル浜口さんが京子ちゃんに試合の前に「気合だ、気合だ、気合だ~!」っていうのとか、アントニオ猪木さんの「いち、に、さん、ダー!」っていうのとかと一緒だと思っていました。ちなみに私は自分の親のことまで「お前の親、中小企業?大人のオモチャ売っているのか」といわれたあの悔しさから、その相手に対してだけはあくまで強気に高飛車に(まるで叶姉妹か西川史子?)でていたのを思い出しました。 ちなみに親戚のおばのところのお嫁さんが30過ぎで医学部に入りなおしたんですが「私も実はこういう生き方してみたかったけれど勇気がなかった。彼女を応援する」と前面応援していたのをみて「想定外の敵」は本当は「敵」ではないような、でも日本の社会の中ではしょうがないという微妙な空気のもとにあるような気がしました。(2009/06/04)

今の30代前後、更にその下の世代もまた、メンターを得られず自分の将来を描けない人たちがいます。 これは女性だけでなく、男性にも増えていると思います。(2009/06/04)

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三品 和広 神戸大学教授