「時事深層」

家庭用蒸し器がヒット商品に

健康×節約×手作り感

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2009年6月10日(水)

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 「蒸す」ための家庭用調理器具が売れている。

手軽さが受けてヒット商品に
電動の手軽さが受けてヒット商品に

 グループセブジャパン(東京都品川区)が2008年10月に発売した「ティファール スチームクッカー」は、計画数量の2倍を売り上げた(写真右)。価格はオープンだが、1万円前後で売られている。

 ガスコンロを使わない電動式で、あらかじめ底部のタンクに水を入れておき、食材を入れてスイッチを押すだけで「蒸す」ことができる。タイマー機能も備えているため、片手間での調理も可能。その簡易さが受けた。

タジン鍋
水分を逃がさず加熱できるタジン鍋

 エミール・アンリ ジャポンが2007年秋に発売した陶器の鍋「フラム」シリーズの「タジン」(写真右)も売れ行きが好調だ。昨冬は前シーズンの5倍以上の売れ行きを見せ、昨年末には輸入が間に合わずに欠品してしまった。直径25cm、容量1.1リットルのMサイズで1万500円。百貨店などで販売されている。

 加熱された蒸気が円錐のような形状の蓋で冷やされ、鍋に戻るため、少ない水分で食材を蒸し煮にできる。もともとはモロッコの郷土料理に使われていた鍋だという。

外食でのブームが家庭に波及

 なぜ今、家庭用蒸し器が売れているのか。前提に、そもそも外食産業における「蒸し鍋」ブームがあった。

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著者プロフィール

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネス記者。



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