• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

振興銀に透ける“グループ内”社長人事

木村剛会長の影響力が浮き彫りに

  • 高橋 篤史

バックナンバー

2009年6月12日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「債権二重譲渡問題」がくすぶる日本振興銀行(振興銀)で社長が交代した。親密先企業のトップと入れ替わるという異例の人事だ。

 一方で、同行の設立時から経営に深く関わってきた経営コンサルタントの木村剛氏は取締役会長にとどまった。委員会等設置会社に特有のガバナンス(企業統治)構造のため、これまで誰がトップなのか必ずしも明確でなかった振興銀だが、改めて木村氏の強い影響下にあることが浮き彫りとなった格好だ。

早期の株主総会、事前問い合わせに応じず

 千代田区内にある振興銀の本店で定時株主総会が開かれたのは6月1日午後。3月期決算である同行は昨年まで6月末に総会を開いており、他企業と同じ時期だった。会社法施行で以前より早期の総会開催が可能となったが、さすがにこの時期での開催は異例。株主総会に関する事前の問い合わせに対して、同行は一切応じようとしなかった。

 当日の本店ビルでは1階入り口に受付が設けられ、数人の職員の姿があったものの、総会開催を知らせる看板はなし。職員に開始時刻などを尋ねたが、「株主以外には答えられない」という徹底した報道管制ぶりだった。

 株主総会で取締役に選任され、代表執行役に任命後、社長に就任したのは西野達也氏(53歳)。「長年に亘る金融機関の勤務経験から金融業務に非常に精通」しているとされる西野氏は、福岡県立小倉商業高校を卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行、2004年9月に退職した後、1年余りの“浪人”を経て、2005年11月に振興銀に入行した。

 “金融エリート”からは程遠い経歴だが、振興銀入行後はトントン拍子に出世。入行翌年の8月には執行役、さらに続く年の6月には取締役に就任した。ただ、2008年4月にいったん退職、アプレック(現中小企業信用機構)の会長に転じ、直前までは社長を務めていた。

 ジャスダック上場のアプレックは福岡県が地盤のローン保証会社。貸金業大手NISグループの傘下にあったが、昨年春に振興銀と資本提携、その後に社名を中小企業信用機構に変更した。同時に資本提携したローン保証会社の中小企業保証機構(大阪市)や、人事サービス会社の中小企業人材機構(同)など、似たような名称の約20社とともに任意組織「中小企業振興ネットワーク」を形成、株式持ち合いを進めている。昨年12月まで米系ファンドの傘下にあったNISグループも、今では同ネットワーク企業の出資を受け、一体化に邁進中だ。

コメント0

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もっと事業を効率化して、料金を下げて、消費者に貢献しないと業界はだめになってしまう。

和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長