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世界は「偽りの夜明け」か

デフレとバブルの分水嶺、危機は新局面に

  • 市村 孝二巳

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2009年6月18日(木)

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 市場が奇妙な高揚感に包まれている。世界同時不況に対応し、各国が同時に実行した金融緩和と財政出動は、史上最大のカネ余りを生み出し、少なくとも「最悪期は脱した」という安堵感を広げている。あふれるマネーは再び株式や商品へと向かい始めた。これはバブルの始まりなのか、あるいはデフレに沈むのか。世界経済は今、その分水嶺にあり、経済金融危機は新たな局面に入った。

「フリーフォールは終わった」

 金1トロイオンス=1000ドル、原油1バレル=70ドル──。ニューヨーク商品市場は大台乗せを巡って高揚するムードに包まれ、昨年9月のリーマンショック以降の下落分を取り戻す動きが相次いでいる。それに引っ張られる形で株価も上昇し、債券価格は下落に転じた。投資家が債券市場に滞留させていた資金を商品市場や資本市場へと再び移し始めたことは明白だ。

米ダウ工業株30種平均とニューヨーク原油先物・ワールドダラー増減率(前年同期比)

 市場の景況感は大きな転換点を越えた。米著名投資家のジョージ・ソロス氏が独紙のインタビューで「経済のフリーフォールは終わった」と語ったのが5月11日。それ以来、各国の中央銀行総裁らを含む市場関係者からは、市場の楽観論を後押しする発言が相次ぎ、景気底入れへの期待が次第に醸成されてきた。

 資産価格上昇を支えているのは市場の政策期待だ。日米欧の中央銀行は短期金利をゼロ%近辺にまで下げる超低金利政策に加え、国債や民間金融機関が発行する債券などを買い取って市場に資金を大量供給する 信用緩和 (米連邦準備理事会=FRB=のベン・バーナンキ議長)という前代未聞の金融緩和で共同歩調を取った。

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