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日本コムシス、工事技術を競う大会開催

カイゼン活動と併存させ、現場力を底上げ

  • 杉山 泰一

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2009年6月16日(火)

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 通信設備工事大手の日本コムシスは6月11日、パシフィコ横浜(横浜市)で「第5回全国技能競技大会」を開催した。高島元(はじめ)代表取締役社長や上司、同僚など約700人もの観客が見守る中、同社と協力工事会社の計2500人程度のエンジニアの中から選ばれた74人が参加し、工事作業スキルを競った。

日本コムシスの「第5回全国技能競技大会」の会場全景。広い会場を4区分し、4種目の競技を同時に実施した。各競技の所要時間は60~120分程度

 大会の主目的は、選手の優れた作業を来場した多くのエンジニアに見せることによって、日本コムシスと多数の協力工事会社の作業スキルを底上げすることだ。実際、会場内にはビデオカメラを片手に選手たちの作業の様子に、じっと見入る姿が目立った。自分の作業とどこが違うかを見極めることによって、作業改善のヒントにする。

 また、大会に出場して優勝を目指すという目標ができたおかげで、モチベーションが高まったエンジニアも多いという。励ましの言葉を多数書き込んだ横断幕を用意したり、規定の競技作業が終わった瞬間に選手と仲間が喝采を上げたりするなど、職場のチームワークを高める効果もありそうだ。4種類ある競技種目のうち3種目では作業の品質だけでなく速さも評価の対象となるため、トップで競技を終えた選手の周囲では「やっぱり速いですね。ダントツでしたよ」と誇らしげに先輩を称える声で沸いた。

業界横断型大会への出場も視野

 この大会の競技種目は、毎年少しずつ変更が加えられてきた。今回は初めて、女性エンジニアが男性エンジニアと同じ競技に参加することになった。「お客様の宅内で配線工事をする場合、女性エンジニアに来てほしいという要望が高まっている。しかし、女性だからといって作業の品質や速さが見劣りするわけにはいかない。だから男女の区別なく評価することにした」と、エンジニアの研修を担う末広政雄NTT事業本部アクセスシステム部アクセステクニカルセンタ担当部長は説明する。

審査員が選手にマンツーマンで張りつき、数十項目をチェック

 今回の4種目の内訳は、「光アクセス地下設備施工競技」「光アクセス架空設備施工競技」「NGN(次世代ネットワーク)ワンストップサービス開通施工競技」「IP設備施工競技」である。最初の3種目はいずれも個人戦であり、それぞれ順に17人、17人、14人が参加した。標準競技時間は種目によって異なり、60~120分である。これら3種目の上位入賞者は7月下旬に開催される通信設備工事業界全体の大会に出場する予定だ。

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