麻生太郎首相は6月12日、日本郵政・西川善文社長の人事問題で対立した鳩山邦夫総務相を事実上更迭した。しかし、その決断は世論の支持を得られなかった。
日本経済新聞社とテレビ東京が13、14日に実施した調査では、麻生内閣の支持率は25パーセントと、前回から5ポイント低下した。支持もしくは好意を持つ政党も自民党が31%と、民主党の37%に比べて6ポイント低かった。
衆院の任期満了まで3カ月を切った。総選挙は早ければ7月中とも見られる。ただし、現在の状況で総選挙に突入すれば、民主党への政権交代が起きる可能性が極めて高い。自民党にとって起死回生の策はあるのだろうか。
全国区の大阪府知事
「今、とても気になる政治家がいるのです」
次期衆院選で3度目の当選を目指す民主党代議士・Aが、そう言って名前を挙げるのが「橋下徹・大阪府知事」である。
「橋下さんの人気はすごい。今、仮に首相公選制が導入されたら、(自民党や民主党の国会議員を押しのけ)当選する可能性もあるのでは」
確かに現在、橋下氏は最も“旬な”政治家だ。
自民党の大阪府連が推薦、公明党が支持したことに加え、弁護士として出演したバラエティー番組で得た知名度を背景に、2008年1月に大阪府知事に当選した。知事就任時から既得権益との対決を前面に押し出し、その一挙手一投足がマスコミで注目を集め続けている。
2009年1月に読売新聞が実施した調査では、大阪府の有権者の支持率は8割を超える。その人気は全国区だ。
最近でも今年6月初め、橋下氏がメディアを賑わせた場面があった。自民党若手議員との会合に出席した際のことだ。
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