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疑念渦巻く、振興銀とSFCGの間柄

急速な戦線拡大に危うさが潜む

  • 高橋 篤史

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2009年6月19日(金)

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 著名コンサルタントの木村剛氏が率いる日本振興銀行とその親密先企業群が上場企業を次々と傘下に収めている。破綻したSFCGから担保権を実行して大量の株式を取得したマルマンなどがグループに合流したほか、財務リストラ協力先のインデックス・ホールディングスなども事実上傘下入りした。

 つい先頃もレカムホールディングスの増資引き受けが発表されたところだ。しかし、SFCGからの担保株取得について破産管財人団が疑問の目を向けているなど、急激な拡大戦略が危うさを孕むことも事実だ。

ローン債権買い取りからM&Aへ

 振興銀はSFCGからローン債権を買い取る際、大量の上場株式を担保に取っていた。SFCGが2月23日に民事再生法の適用を申請する直前、振興銀はそれら担保権を実行、マルマン(ゴルフ用品販売)、カーチスホールディングス(中古車販売)、佐藤食品工業(食品メーカー)、ミヤコ(給排水器具メーカー)、日本管財(ビル管理)、大田花き(花き卸売市場運営)と種々雑多な大小6社の主要株主となった。持ち株比率が5割を超す先もあり、担保権実行の直近株価で計算すると、取得株式の価値は約190億円にも上った。

 銀行の株式保有には5%ルールが課されているため、振興銀は取得株を最終的には処分しなければならない。ミヤコのように会社側のTOB(株式公開買い付け)に応じて早々と全株を手放した先もあるが、大半は現在も保有したままだ。

 そうした中、これを機に振興銀の親密先企業群である「中小企業振興ネットワーク」への参加を表明し、関係を強めている取得先企業も出始めている。

 「中小企業保証機構」をはじめとする中小企業振興ネットワークは昨年7月に正式発足。以来、「中小企業農業機構」など似たような名称の新会社が次々と設立されるなどして、現在の構成企業は約20社にまで増えている。

 また、構成企業の外側には参加企業が多数あり、お互いが株式持ち合いを進めている。それら数十社で振興銀の事実上のグループを形成している構図だ。

 振興銀による担保株取得先で、その後に中小企業振興ネットワークへの参加を表明したのは、マルマンとカーチスホールディングスの2社。SFCGによる本格的な企業買収第1号だったマルマンは、5月下旬に臨時株主総会を開き、中小企業振興ネットワーク構成企業の複数幹部を経営陣に迎え入れた。また、カーチスも6月下旬の定時株主総会で「中小企業投資機構」の役員らを経営陣に迎える予定だ。

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