「日経情報ストラテジー発ニュース」

遠鉄ストア、ポイントカード活用で36カ月連続前年同月比増

1世帯1枚の会員基盤で既存店を底上げし、競合店に対抗

バックナンバー

2009年6月19日(金)

1/2ページ

印刷ページ

 静岡県西部で食品スーパー25店舗を展開する遠鉄ストア(浜松市)は、2008年後半から独自のポイントカード施策を加速している。同社は新規出店を控えているものの、既存店の底上げによって2009年5月まで36カ月連続で前年同月比を上回る好調な売上高を継続している。2010年3月期は前期に続いて増収増益を見込む。

 従来は遠鉄ストア単独でポイントカードを発行していたが、2008年9月から遠州鉄道など遠鉄グループ共通の「えんてつカード」のサービスを始め、これまでに既存カードからの切り替えをほぼ完了させた。既に30万枚以上を発行し、商圏内では1世帯に1枚の比率で普及。遠鉄ストアだけではなく、遠鉄グループの鉄道・バス(非接触ICカード乗車券「ナイスパス」と連動)のほか、タクシーやガソリンスタンド、自動車整備・点検施設などでもポイントをためたり、利用することができる。

浜松市中区にある遠鉄ストアの「フードワン佐鳴台(さなるだい)店」
画像のクリックで拡大表示

生活防衛志向でポイントのお得感が増す

 原田定男・常務取締役営業本部長は「グループ共通化でポイントの魅力が高まり、来店や利用の動機づけを強められた。不況で消費者が生活防衛志向になっている今だからこそ、ポイント付与による心理的な“お得感”の効果が大きくなっている」と説明する。遠鉄ストアでは従来もポイントカードが普及していたが、グループ共通カードの導入によって、顧客数ベースの利用率はさらに数ポイント上昇して80%を超えた。グループ共通化を機に、顧客にアプローチする際の住所などの個人情報も最新のものに更新できた。データ分析には日本NCRビジネスソリューション(東京・品川)の中堅小売業向けツール「RealAction(リアルアクション)」を採用している。

ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。


関連記事

Keyword(クリックするとそのキーワードで記事検索をします)

Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント0件受付中
トラックバック

記事を探す

読みましたか〜読者注目の記事

  • いま、歩き出す未来への道 復興ニッポン

日経ビジネスからのご案内