• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

人材確保の好機到来

就職氷河期、中小企業は新卒採用に走る

  • 鈴木雅映子

バックナンバー

2009年6月24日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 大企業の新卒採用活動が終わって1カ月半が経つ。そんな中、中堅・中小企業の採用活動が山を迎えている。

 中堅旅行代理店のパーフェクトアイズは、例年3月までに終わらせていた新卒採用を、今年は6月も続けている。

 理由はずばり、質の高い大卒を採用するためだ。

 不況の影響で大企業の採用人数は急減した。リクルートの調べによると、大企業が新卒採用を終えたゴールデンウイーク明けの内定率は36.9%。昨年の69.9%と比べると、内定を得た学生の割合は半分ほどしかいない。

 同社は8人の採用枠のうち、5人には内定を出したが残りの3枠を残し、優秀な学生を採用しようと面接に精を出す。「頭の回転が速い。自分の考えを持ち、知性がある。そんな学生たちを揃えることができるのでは」。朝川幹夫社長はこう皮算用を弾く。

売上高増、若返り、理由は様々

 同社だけではない。主に従業員が500人以下の企業の採用を支援するネオキャリアの篠原広高コンサルタントは言う。「例年は5月に入ると新卒採用支援は閑散期に入る。だが、今年は6月でも仕事が減らない」。

 ネオキャリアの顧客のうち、半数以上が説明会の回数を前年比で2~3割増やした。しかも、内定を得ていない学生が多いと判明した4月末以降に、突然攻めに転じた企業が多いという。

 タクシー会社、すばる交通も今年初めて新卒の採用活動に踏み切った。景気悪化で月商は前年同期比1割程度下がっているが、森崇社長は「何人でも採りたい」と意気込む。

すばる交通の企業説明会の様子
タクシー会社のすばる交通は6月初め、学生向けに初の企業説明会を開いた

 「タクシーは頭を使う人ほど売り上げが多い」というのが理由の1つだ。交差点のどちらに曲がれば客がつかまるのか、雨ならどこに客が多いのか。頭を使う人とそうでない人とでは、売り上げも給与の違いも3倍近くなる。就職に必死になった大卒の社員ならば、業績を牽引するのでは、と期待を寄せる。

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「タイム・トゥ・マーケット」で売らないともうからない。

栗山 年弘 アルプス電気社長