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【株価が語る】 エイチ・アイ・エス 燃油高のおかげで収益改善行

2009年6月22日(月)

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 海外旅行大手、エイチ・アイ・エス(HIS)の株価が堅調だ。上半期(2008年11月~2009年4月)決算発表後の6月15日、終値は2025円と年初来高値を記録した。

HISの株価と日経平均株価の推移

 HISは主力の旅行業において、海外旅行が売り上げ全体の約95%を占めるだけに、株価は海外旅行業界を取り巻く環境変化の影響を受けやすい。好材料は円高と燃油特別付加運賃(サーチャージ)の低減だ。昨年9月のリーマンショック後、急激に落ち込んだ株価は10月14日には底を脱し、上昇に転じた。米ドルやユーロをはじめとする主要通貨に対し円が高騰したタイミングで、HISの株価も急伸した。

 さらに原油価格の下落に呼応して、航空各社は航空運賃に上乗せしている燃油サーチャージを段階的に下げている。今年4月からの各社一斉値下げを前にして、海外旅行者増の期待感も株価を押し上げた。逆に5月には新型インフルエンザ発生による海外旅行のキャンセルが懸念材料となった。

旅客数シェアを順調に拡大

 円高と燃油安が追い風となり、海外旅行者数も順調に伸びている。上半期の取扱客数は約137万人と前年同期比で13.8%も増えた。日本全体の海外旅行市場が軟調なのとは対照的だ。日本政府観光局の推計によると、昨年11月~今年4月の日本人出国者数は前年同期比6.2%減の約767万6000人。不況で海外旅行の出足が鈍る中、格安航空券を売り物にするHISの人数シェアが相対的に伸び、17.9%とトップのJTBグループ(2008年4月~2009年3月のシェアは22.5%)に迫ろうとしている。

 野村証券の大庭正裕アナリストは「格安を打ち出して旅行客数で市場シェアを拡大し、航空券やホテル宿泊の仕入れで競争力を高めるのがHISの戦略。商品原価を下げることで収益性改善につながる」と分析する。

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「【株価が語る】 エイチ・アイ・エス 燃油高のおかげで収益改善行」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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