通常なら約15万円の米ハーマンミラー製高級オフィスチェア「アーロンチェア」が約7万円。人間工学に基づいて設計された米スチールケースの「リープチェア」は約16万円が約3万円。歴代総理も座るスイスのヴィトラの高級いす「イマーゴ」は机とのセットで約100万円が30万円強…。
これらはすべて、中古オフィス家具販売大手のオフィスバスターズが販売している商品ラインアップの一部である。
高級オフィス家具が半値以下
いずれの高級オフィス家具も、つい1年ほど前まで、大手町や丸の内といった大都市のオフィスビルに置かれていたものだ。外資系金融機関の荘厳な雰囲気を演出する代物として、あるいは新興不動産会社の成功の象徴として、都心の高級オフィスで見かけることが少なくなかった。

それから1年。金融危機が世界を襲い、情景は様変わりした。都心オフィスから外資系企業や不動産会社が次々と撤退。東京都千代田区に拠点を構えるドイツ証券の日本法人がオフィスを縮小したほか、フランスの証券会社の日本支店が東京都港区のオフィスビル「虎ノ門タワーズ」を引き払うなど、今年に入ってからも外資系企業のリストラが続いている。そして、次々と処分される高級オフィス家具の受け皿となっているのが、オフィスバスターズのような中古オフィス家具販売会社なのである。
「都心から郊外へオフィスを移転するから、いすや机を処分したい」「契約中のオフィスを数フロア分返上したため、不要になったオフィス家具を引き取ってほしい」…。オフィスバスターズのマーケティンググループ長を務める大川伸也氏の元には、今も企業の総務担当者からの電話が引きも切らない。
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。










