• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ラオックスにいまだ利用価値

中国トップの家電量販、蘇寧電器の思惑

  • 熊野 信一郎,池田 信太朗

バックナンバー

2009年6月30日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 経営再建中の家電量販・ラオックスが、中国の家電量販業界で店舗数2位、売上高トップの蘇寧電器(南京市)に資本提携の締結を打診していることが明らかになった。実現すれば、1973年に東京・秋葉原に地上8階建て本店を構えた老舗家電量販店が、事実上、外資の傘下に入ることになる。

 ラオックスはここ数年、営業不振に苦しみ続けた。3度の延期の末にようやく発表された2009年3月期決算は8期連続、125億円の最終赤字。2010年3月期も赤字を見込んでいる。

 出資を受けた投資ファンドの主導の下、およそ60店舗を一斉に閉鎖する強烈なリストラを進めているが、店舗閉鎖により仕入れ量が減ってメーカーとの価格交渉力が弱まり、残存する優良店の販売力も損なう“負のスパイラル”に陥る可能性も少なくない。

 それでも不振店の垂れ流す赤字に耐える体力に乏しく、店舗を閉鎖せざるを得ない。閉鎖店舗の大部分は同業のノジマやケーズホールディングスが買い取ったが、ラオックス自体を救済しようという国内資本は現れなかったようだ。「店まではいいが、会社ごと買えばうちまで沈んでしまう。それほど重い」。大手家電量販の首脳は言う。

 国内同業も手を出せない満身創痍のラオックスに、救いの手を差し伸べたように見える蘇寧。その狙いは、弱者救済でも、日本市場への進出でもない。

「場所貸し」からの脱却狙う

 蘇寧は今、中国で最も勢いがあるチェーンだ。約850店舗を全国250都市に展開している。2008年の売上高は499億元(約6986億円)で前年比24%増、純利益22億元(約308億円)も前年比48%増と急成長を続ける。フランチャイズ加盟店の売上高と直営店の売上高を足したチェーン全店売上高は1兆4300億円と、国内最大手のヤマダ電機に4000億円差まで迫る。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

ドイツ企業は協調と競争の使い分けに長けている。

ビル・マクダーモット SAP CEO(最高経営責任者)