米グーグルが圧倒的な地位を築いたインターネット検索市場で、新たな競争が始まろうとしている。グーグルで検索関連製品を統括する、マリッサ・メイヤー副社長が日経ビジネスの単独インタビューに応じ、進化の方向性を語った。
(聞き手は小笠原 啓)
問 現在の検索市場をどう見るか。
答 過去10年間グーグルで働いてきたが、特にこの2カ月は刺激的だった。(米マイクロソフトが開発した「Bing」など)新たな考え方をする検索エンジンが登場したからだ。検索技術はまだ完成しておらず、改良の余地があることが証明された。
検索語の入力を簡単に
ユーザーの意図をどうやって検索エンジンが汲み取るか。私はこれが次の「フロンティア」になると考えている。例えば「アニメ」と検索した場合、ユーザーは「絵」と「映像」のどちらを見たいのか、それともアニメを解説したページを見たいと考えているのか。その意図を理解できれば、検索の精度は大きく向上する。

グーグルは検索語を簡単に入力できる、様々な技術開発を進めている。ユーザーが多くの単語を入力し、知りたいことを明確にしてくれればそれだけ検索エンジンとの“会話”がはかどり、複雑な意図を理解できるようになる。すると、より良い検索結果を表示できるようになる。
問 グーグルは1998年、ウェブページ間のリンクなどを基に重要性を判定する「ページランク」を発表し、シェアを伸ばした。続く技術はあるのか。
答 100年後に検索の歴史を振り返ったとしても、ページランクは大発明として記録されることだろう。だが、それ以外にも多くの進化がある。画像や動画、地図などを同時に検索結果として表示する「ユニバーサルサーチ」はその一例だ。競争上の理由で社外には公開していないが、グーグルは今、約200種類の指標を使ってウェブページを評価し、検索結果を表示している。
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