「新人諸君、半年は黙って仕事せよ。山田ズーニーのフレッシュマンのためのコミュニケーション講座」

第11回 メール・電話・対面はこう使い分けなさい

  • 山田 ズーニー

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2009年6月29日(月)

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あまり、考え無しに、
ついついメールに頼ったコミュニケーションを
していないだろうか?

それでは、せっかくのあなたの持ち味や才能が、
生かしきれず、もったいない。

メールに傾く社会だからこそ、
メール・電話・対面をうまく使い分けて、
いちはやく信頼を獲得しよう!

あなたは、「言葉」や「意味」に
重点を置いてコミュニケーションをするほうだろうか?
それとも、もうちょっと言葉以外の「気持ち」とか「感性」で
人とつながっていきたいタイプだろうか?

メールは言葉=意味100%の世界だ。

考えれば、とても恐ろしい道具だ。

顔を合わせて話していれば、
表情や目の動き、姿勢や身ぶり、手ぶり、
声の大きさや声色、間の取り方などで、
たとえ口では「バカ」と言ったとしても、
愛情や親しみを伝えることさえできる。

これはあきらかに、
「バカ」という言葉・意味よりも、
表情・身ぶり・声色などのその他の情報のほうが
情報の占有率が大きい、つまり、

表情・身ぶりなどのその他の情報 > 言葉 だ。

一説によると、「面接」で、
面接官に残る「言葉」の印象はたったの7%だそうだ。
のこりの93%は、言葉じゃないところで
コミュニケーションしていることになる。

「小論文」では点数が高かった人が
「面接」で好印象だとは限らない
「小論文」では、「言葉=意味の占有率」が100%なのに
「面接」ではそれがたったの7%になってしまうからだ。
同じコミュニケーションしているといっても、
問われる能力はちがってくる。
もはや別物と思っていいだろう。

電話はどうだろうか?

いっさいの「視覚」情報が遮断される。
姿も、表情も、身ぶりも、
それから匂いなどの「嗅覚」の情報も。

その分、ぐっと「声」と「言葉」の占有率が高くなる。

声質がいい、話術がたくみ、という人には
都合がいい道具だが、
ふだんから言葉が足りなくて、表情やジェスチャーとか
手ぶりで多くを補って伝えている、
そうしないと伝わらない人には、
ぐっと不利な道具になる。

視覚的に好印象な人、
容姿や姿が何かいい感じ、姿勢がきれい、表情豊か、
洋服のセンスが感じよい、
という人も、その資質は生かせない。
そこが強みの人は、かなりもったいないことをしている。

電話では、
声質、声の抑揚、声色、間の取り方によっては、
やはり「バカ」と言っても、
愛情や親しみをこめることは可能だが、
会って話すときよりも、ずっと誤解はされやすくなる。

会って話せば、相手の微妙な表情から、
「いま、自分の言っていることは正しく伝わらなかったな」
と気づいて、即、「いまのバカは愛情表現です」と
訂正もできるが、
電話では、相手の表情もまた、読み取れないのだ。

では、メールは?

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