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「失言」はつき物、かもしれません

【第5講】政治家の資質に関する考察

  • 森川 友義

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2009年7月6日(月)

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 世界は「100年に1度の危機」に見舞われています。先が見えないからこそ、有権者は政治に強力なリーダーシップを求めているのは間違いありません。それを備えているのは、自民党の麻生太郎氏なのか、民主党の鳩山由紀夫氏なのか――。衆議院選で問われることになるのでしょう。

 政治家のリーダーシップについて、進化政治学で分析する対象となっているテーマの1つに、「テストステロン」というホルモンがあります。

 テストステロンとは、「男らしさ」を決定するホルモンです。このため、造精能力と密接に関係していて、テストステロンが多い男性ほど、1回に射出される精子数が多く、「精子戦争」にも勝つ能力に優れます。

 精子戦争とは、女性の膣内に複数の男性による精子があると、卵子を巡って争うさまを指します。私たちの祖先の女性は、5日以内に複数の男性と性交渉を持ち、あえて精子を戦わせることで生命力のある子供を産もうとしていたという遺伝子を引きずっています。

 様々な心理学の実験から、妊娠しやすい排卵期の女性が、テストステロンが多い“たくましい系”の男性を好むらしいことも分かっています。

指導者、さもなくば、落ちこぼれ

 もっともテストステロンは、男性だけでなく、女性も持っています。テストステロンが多い人の態度は、「堂々としていて風格もあり、自信に満ちて、合理的思考に優れ、集中力も高い」です。

 短所もあります。「好戦的で、反社会的行為(犯罪など)に走りやすい。性行為に対する関心がより強く、配偶者との問題を起こしがち。結婚生活に満足することがより少なく、浮気性」といった特徴も併せ持ちます。両刃の剣ですね。

 小中学校でいませんでしたか? 普段の授業は退屈そうにしていて、体育の時間になると元気になるタイプ。日本の義務教育は、暗記型です。生徒は、朝から夕方まで教師の話を聞かなければなりません。テストステロンの多い生徒は、精子戦争に勝つように、行動的です。じっとなんてしていられません。

 そんな生徒の唯一の救いとも言えるのが体育です。人より速く走ったり、遠くに跳んだりしようと、必死に身体を動かして目立とうと頑張ります。

 テストステロンの多い男性が、上手にお金儲けすると、女性にモテる。「男らしくて、お金持ち」と非の打ちどころがありませんから。ただ、テストステロンを持て余してしまうと、落ちこぼれて非行に走ったり、犯罪に手を染めてしまったりします。さらに、「性的関心」が加わると、ますます自分をコントロールできなくなってしまう。

 逆に、義務教育をつつがなく過ごせる人は、テストステロンが少ないタイプで、コツコツと努力する傾向が見られます。男性で言えば、「子供の面倒見がよく、微笑むことが多く、信頼が置けて、協調的で、従順」というイメージです。その代わり、「迅速な決断、頼りがい」という点ではテストステロンの多い男性に見劣りする。

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