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【海外の論壇から】 相場上昇は経済に痛手

  • ノリエル・ルービニ

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2009年7月3日(金)

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 過去3カ月、世界の資産価格は急回復した。先進国では株価が30%以上、新興市場ではそれ以上の上昇を見せた。原油、鉱物など商品の価格も急騰。国債の利回りが急上昇した結果、社債と国債のクレジットスプレッド(利回り格差)は大幅に縮小した。“不安の指標”とも言える価格ボラティリティーは低下し、安全なドル建て資産への需要が弱まった結果、ドルは下落した。

 だが、これはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善によるものなのか。持続性はあるのか。株価の回復は弱気相場の中の一時的反発なのか、それとも強気相場の始まりなのか。

 経済統計はファンダメンタルズの改善を示している。恐慌リスクは低下、世界景気は年内に底打ちする見通しが強まり、危機感は和らいでいる。ただ持続的とは言い難い、ほかの要素も作用しているのも確かだ。資産価格の急上昇は、まだ底打ちしていない世界景気の回復を脅かす。相場反落につながるリスクは、まだ多く残っている。

 第1に、信頼感とリスク回避姿勢は拮抗しており、マクロ経済や金融データが想定外に下振れすると、ボラティリティーが再び高まる恐れがある。期待されるほど早期に力強い景気回復が実現しなければ、これは十分起こり得る。

 次に、ゼロ金利、量的緩和、民間のリスクの高い非流動性資産の買い入れといった極端な金融緩和策が、金融安定化のための膨大な資金供給と相まって、再び過剰流動性による資産バブルが起きている可能性がある。例えば低コストで資金調達が可能になった中国の国有企業は、必要以上に株や商品を買い漁っている。

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