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【技術フロンティア】細かい滴でスッキリ

ノーリツ、リンナイ~ミストサウナ

2009年7月10日(金)

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霧状の水滴が浴室を高湿度状態に保つミストサウナが普及している。ノーリツは微細なミストを開発。絹のような肌触りを実現した。リンナイはうたせ湯も導入し、浴室でのリラックス効果を高める。

 「シュワワー」と音がした後に、浴室の天井から霧が舞い降りてくる。たちまち温かい霧に包まれ、じわりと汗をかき始めた。

 ミストサウナとは、霧状の水滴が浴室全体を高湿度状態に保つ低温サウナのこと。ドライサウナの温度が75~100度で湿度が10%程度なのに対して、ミストサウナの温度は約40度で、湿度は90~100%。温度が低いために体への負担が少ないうえ、湿度が高いことから肌や髪に潤いを与え、美容にも良いともいう。

 これまで温泉施設などの商業施設では導入されてきたが、この数年、浴室暖房乾燥機とセットとなって家庭向けの導入台数が増えてきた。ガス器具最大手、リンナイの調査によると、2005年度の販売台数は年間4万3600台だったのが、2007年度には8万9300台と、2年間で倍増した。新築マンションに標準装備されるケースもある。

ミストサウナの販売台数

 製品は主に天井埋め込み型と壁かけ型の2種類がある。新築では天井埋め込み型が多く価格は18万~29万円で、壁かけ型は後づけできるものが多く、15万~19万円だ。最近は簡単に取りつけられ、価格も4万~7万円の製品もある。

 主にノーリツやリンナイ、パナソニックなど給湯機器を手がけるメーカーが開発・販売している。ミストサウナの熱源としては、電気よりもガスの方が主流だ。そのため電力会社と家庭向けエネルギー供給で競うガス会社にとっては、ガスの販売量を増やすための戦略的な製品になりつつある。そのガス会社やガス器具メーカーが技術開発に力を入れるのは、粒子の微細化や節水性、静粛性の向上などだ。

「雨ではなく霧を作れ」

 いち早く家庭向けミストサウナを開発してきたのが、ノーリツとその子会社のハーマンプロだ。

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「【技術フロンティア】細かい滴でスッキリ」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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