「新人諸君、半年は黙って仕事せよ。山田ズーニーのフレッシュマンのためのコミュニケーション講座」

第12回 「ちいさく、かわいく、きっちりと」!

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2009年7月6日(月)

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実力以下に見られて損をしている人、
意外に多いんじゃないだろうか?

「伝えなければ、伝わらない」

まず、この厳しい現実をしっかり受け止めよう。

あなたが内面に、
どんなよい資質や能力をもっていたとしても、
言葉や行動など、なにかカタチにして表さないと、
人に知ってもらうことはできない。

「おまえは、一緒に仕事をしてみると、
ほんとにすごいやつなんだけど、
一見して、そんなふうに見えないよな。
おまえ、アピール不足で損をしてるよ」

なんて上司に言われてしまったとき、
どうすればいいのだろうか?

焦って「自己アピール」に走るのは、すすめられない。

日本人は、謙虚な人を好み、
自分を誇示する人にあんまり好感を持たない。

それに、上司のもとには、日々、
「わかってくれ、認めてくれ」という部下からの
たくさんのアピールがおしよせており、
もしもあなたが自己アピールに走ったとしても、
上司は、「またか」とうんざりするか、もしくは、
「自分を宣伝している」そのこと自体をうとましく感じ

「新人のくせに、自分の宣伝をする暇があったら働けー!」

ということにもなりかねない。

アピール不足と言われるとき、
必要なのは、アピールではない。
必要なのは、「コミュニケーション」なのだ。

実力以下に見られる人のほとんどが、
上司や同僚と「コミュニケーション不足」なのだ。

きょうは、
自分のことを上司や同僚に正しく知ってもらうための、
そして、
自分の等身大のメディア力(=信頼性)を築くための
コミュニケーション術を身につけよう!

コミュニケーション不足と指摘される人の
ほとんどがこう言う。

「必要なとき以外、コミュニケーションをとらない。」

必要最小限、これは危険な発想だ。
必要なときはコミュニケーションをとるんだから
いいじゃないかと思われがちだが、
実はそうではない。

極端に言うと、あなたのメディア力に
「問題児」のレッテルが押される危険性だってあるのだ。

私自身、企業に16年、編集者として勤めたが、
「メディア力」のなんたるかに気づいていなかった
はじめのころ、大失敗をした。

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著者プロフィール

山田 ズーニー(やまだ・ずーにー)

山田 ズーニー 文章表現・コミュニケーションインストラクター。岡山県生まれ。1984年ベネッセコーポレーション入社後、進研ゼミ小論文編集長として、高校生の考える力・書く力の育成に尽力する。2000年 独立。フリーランスとして、執筆、講演、高校・大学での授業、社会人への研修、ワークショップなどを通して、文章表現力・思考力・コミュニケーション力の 教育に取り組んでいる。著書に『話すチカラをつくる本』『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『あなたの話はなぜ「通じない」のか』『理解という名の愛がほしい』『おとなの小論文教室。』他多数



このコラムについて

新人諸君、半年は黙って仕事せよ。山田ズーニーのフレッシュマンのためのコミュニケーション講座

 新入社員のみなさん、いよいよ社会人だ!と胸膨らませていることでしょう。そこでひと言。
 意見を述べること=「仕事ができる」というイメージがありますが、新入社員は、とりあえず、半年、黙って仕事をしてみよう。先輩や上司の仕事を見て、自分のいる会社のことや仕事の流れをしっかりと身につけてから、発言しても遅くはない。むしろその方がいいくらい。まず会社員としてのコミュニケーション技術を身につけることが社会人としての第一歩だ!! この講座で立派な社会人になるための大事な技術を学んでいこう。

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