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中国の即席麺王「康師傅」【1】
ベールを脱いだ“ハイブリッド経営”

広範でしたたかな日本企業との提携戦略が快進撃を支える

  • 佐藤 嘉彦

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2009年7月6日(月)

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 中国市場で、インスタントラーメンの元祖、日清食品よりも多くのインスタントラーメンを生産し、飲料の巨人である米コカ・コーラを追撃する食品メーカーがある。その名は「康師傅(カンシーフ)」。

 台湾出身のカリスマ経営者・魏応州氏が率いるこの会社、実は日本との関係が深い。インスタントラーメンではサンヨー食品と、飲料ではアサヒビールと提携。さらに伊藤忠商事、カゴメ、日本製粉、亀田製菓など、提携先にはそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 日経ビジネスは7月6日号でアサヒビールの中国事業戦略を取り上げた。その際、アサヒの重要なパートナーである康師傅を取材することができた。

 これまで日本メディアの取材を受けてこなかった康師傅。その知られざる実態を3回に分けて紹介する。

 1回目の今回は、康師傅の歴史や日本企業との関わりを紹介する。2回目は日本メディアとしては初めてとなる康師傅の創業者、魏応州氏のインタビューを掲載。そして3回目では、康師傅の強さについて、伊藤忠、アサヒなど日本のパートナーが語る。


 日清食品の創業者、安藤百福氏がインスタントラーメンを開発したのは1958年のこと。それから50年間余り。インスタントラーメンは世界中で食べられるようになった。

 インスタントラーメンが最も食べられているのは、もはや日本ではなく、中国である。世界ラーメン協会の推定によると、2008年の総需要は451億7000万食。世界全体の需要は936億食だから、実に半数近くが中国で消費されているわけだ。

3人の取締役がサンヨー食品出身の日本人

康師傅のカップ麺
画像のクリックで拡大表示

 この巨大な中国市場で、圧倒的なシェアを誇るのが康師傅というメーカーである。ニールセン・カンパニーの調査によれば、2008年の市場シェアは数量ベースでは37.9%、金額ベースで50.8%に上る。2位メーカーのシェアは15%に満たず、康師傅の一人勝ちと言っても過言ではない。

 2008年12月期の康師傅の業績は、売上高42億7000万ドル(約4270億円)で、営業利益は4億7500万ドル(約475億円)。日清食品ホールディングスは2009年3月期で売上高3620億円、営業利益235億円。1992年にインスタントラーメンの生産を始めた新興メーカーながら、既に日本の年間販売数量の2倍以上を1社で生産している。

 この康師傅の親会社は、頂新ホールディングスという台湾企業である。そして実は、日本と深い関わりを持っている。

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