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【株価が語る】 スズキ インド席巻が映す「光」と「影」

  • 江村 英哲

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2009年7月13日(月)

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スズキの株価推移

 スズキの株価が回復基調にある。世界的な需要の冷え込みで昨年12月5日には1037円の安値をつけたが、今年に入って株価は反転上昇。7月2日には年初来高値となる2245円をつけ、半年で2倍に戻した。自動車各社が赤字に陥る逆風下で、新興国で小型車を販売するスズキは、ホンダやダイハツ工業と並んで黒字を確保した。

 昨年12月に健康上の理由で退任した津田紘社長の後を受けて鈴木修会長が社長を兼任したことも好感されている。ベテラン経営者が再び経営の舵を握ってから、株価が戻り始めたのだ。

不況期こそ目立つ強さ

 強さの一面に、鈴木会長兼社長の指示による適切な在庫削減や原価低減があることは確かだ。加えて、小型車で利益を出せる新興国市場を押さえたことも大きい。薄利多売でも着実に儲けるしたたかさが市場で評価される。

 新興市場での成功はインドに凝縮されている。スズキは1983年からインド市場を開拓。子会社の「マルチ・スズキ」の市場シェアは約50%と寡占状態にある。ゴールドマン・サックス証券投資調査部の湯澤康太アソシエイトは、「地方にまで販売店を持っており、販売力は圧倒的」と評価する。販売拠点の数は681カ所。2番手以降のインドのタタ・モーターズや韓国の現代自動車の3倍のディーラー網である。

 日本自動車工業会の統計によるとインドの新車販売は2007年に前年比13.6%増の約200万台。スズキは2008年3月期からインドの販売台数が2年連続で日本を上回った。今年4~6月の新車販売は前年同期比9.6%増の19万7415台と、インドでの販売は伸び続けている。

 もちろんインドも世界同時不況の影響と無縁ではない。昨秋は不良債権の増加を警戒した民間銀行が新規の自動車ローンを絞った。スズキの新車販売も2008年11月には前年同月比26.9%減少した。しかし12月にインド政府が付加価値税を14%から一律4%削減、新車需要は徐々に回復してきた。

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