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一途な男と女が活力を注ぐ海辺の町

「初デートの日に、彼女がちょっと車を停めて、と言うから何事かと思えば、藪に入って…」

  • 宮嶋 康彦

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2009年7月17日(金)

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 2人のバカ。親愛の情をこめて、そう言わせてもらう。1人は公務員、もう1人は元船乗り。

 地方再生や地域活性という言葉に、新鮮な感慨が薄れ、むしろ、食傷気味になっていた。すっかり手垢がついてしまった言葉は、なかなか鮮度を恢復することは難しい。

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 悲観し始めていたけれど、モノは腐り始めて真価を発揮する、との謂われのとおり、つい先日“四国の右下”徳島県南部の町を旅したおり、再生と活性という言葉を生き生きと日々の糧にしている人たちに出会った。

 自分はいつも、こうした人たちに会いたい、と願い、旅を続けてきた、と気づかされ、新鮮味を欠いた言葉の、文字通り再生に立ち会うことになった。

 さらに、かれらこそが、いつの時代も、国の下支えになってきた、と、改めて、地方、地域の風土に根ざした人力を見直すことになった。

「息苦しくなって」東京の生活を清算

 まず、この夫婦を紹介しよう。太陽の光と海風が似合う2人である。

 夫の新居徹也は46歳、徳島県庁に勤める公務員。地域の企画振興の任に当たる課長補佐だが、いっぽうでサーファーという顔を持つ。

 早稲田大学を卒業後、リクルートに入社。
 「初年度から大きな仕事をまかされ、好みの雑誌編集部への異動もかなって、若い自分には充分すぎる給料をもらって、とても面白い毎日でした」

 休日に海へ行くことさえできれば、仕事は完ぺきにこなしてみせる、と新世界を切り拓くことに夢中になっていた。ところが、仕事は多忙を極めるようになっていく。日を追うごとに「三度の飯より好きなサーフィン」ができなくなっていった。

 「そのうち息苦しくなって、ここは自分の生きる場所ではない」と思い始めた。1年後には、東京の暮らしを清算して実家の徳島に戻った。

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 勉強よりも野球に明け暮れた高校時代、一念発起して受験勉強に打ち込み、はたして、志望校に合格。大学受験がそうであったように、リクルートを辞めてから、公務員試験を受けるために猛勉強、難関を突破した。

 現在、新居が所属する部署は、徳島県南部総合県民局企画振興部の市町村支援担当。これまで、地元に根ざした人はもとより、Iターン、Uターンなど、さまざまな人に出会い、その活動や事業の把握に努め、隠れた景勝地を発掘してきた。

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