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【株価が語る】 安川電機 逆風下の新機軸に賭ける

  • 瀧本 大輔

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2009年7月21日(火)

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 安川電機の株価がさえない動きを見せている。ここ1カ月の株価は600円台で推移してきたが、7月13日の終値は568円で、600円を割り込んだ。

 ところが、年初来の騰落率の推移を見ると印象が異なる。低迷する日経平均株価と比べて、安川電機の株価は2月頃からじわじわと伸び、6月以降は大きな値動きを示している。

 理由の1つが、同社の受注が急回復していることだ。昨年同時期と比べると受注高は6~7割減だが、需要は3月には底を打ったとされ、主力製品であるサーボモーターや液晶パネル搬送装置の引き合いが増えた。

安川電機の株価と日経平均株価の推移

 インバーターの需要も中国市場を中心に復調している。インフラ整備が急速に進み、ビルの空調設備や水道ポンプ、エレベーターなどの需要が伸びた。クレディ・スイス証券株式調査部の黒田真路ディレクターは「受注はV字回復の様相を強めている」と指摘する。

 さらに追い風となったのが、マツダに水素ハイブリッド車用のモーターなどを提供したと、6月10日に発表したこと。将来はハイブリッド車や電気自動車向けの供給を見込むなど、新たな事業の柱の1つに位置づけている。

厳しさを増す既存事業

 それでも株価が伸び悩むのには理由がある。いずれも中長期的な需要につながるとは限らないからだ。クレディ・スイス証券の黒田ディレクターは、こう説明する。「販売先のメーカーが生産調整を急いだので、生産を平常に戻すだけで需要が急回復する」。つまり、需要のV字回復は一時的との見方だ。

 マツダへのハイブリッドシステムの供給も同様。野村証券企業調査部の広兼賢治アナリストは、「マツダへの供給台数はまだ限定的。成長を牽引するだけの事業になるとは現段階では言いにくい」と説明する。ハイブリッドシステムは成長分野だけに、競争が激化している。それでも安川電機が事業化を目指すのは、既存の事業が厳しい状況に置かれているからだ。

 安川電機の2009年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.4%減の3502億4900万円、営業利益は同43%減の208億600万円だった。主力事業の1つである産業用ロボットは、溶接用途の需要が多い自動車業界が主な顧客。リーマンショック以後、自動車業界の設備投資が途絶えたのが響いた。

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