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世界目指す異文化統合の勝算

キリン+サントリー連合

  • 鈴木 裕美,佐藤 嘉彦

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2009年7月21日(火)

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 常々、社員に「やってみなはれ」と檄を飛ばし続けているサントリーホールディングスの佐治信忠社長が、自ら人生最大の「やってみなはれ」の実践に動いた。

 7月13日、食品業界1位企業のキリンホールディングスと、同2位のサントリーホールディングスが、昨年から経営統合を視野に交渉をしていることが明らかになった。実現すれば連結売上高3兆8000億円と、国内ではダントツ、世界でも5指に入る食品メーカーが誕生する。

 製油業界における味の素製油・ホーネンコーポレーション・吉原製油を軸とした経営統合、水産業界でのマルハグループ本社とニチロの経営統合など、食品業界では2000年以降、規模の拡大や事業ポートフォリオの補完、生産の合理化などを目的に大型再編が繰り返されてきた。そのたびに関係者の間でまことしやかにささやかれてきたのがビール業界の再編だった。

“統合四重奏”の最強コンビ

加藤 壹康 社長
キリンホールディングス 加藤 壹康 社長(写真:清水 盟貴)

 ただ、それはあくまで空想の域を出るものではなかった。「あの2社が合併したら相当強い会社になるが、まずあり得ない話」(食品メーカー幹部)。それほど企業統治も社風も違う。

 キリンは上場企業で、サントリーは創業家が実権を握る非上場企業。業界でいち早くEVA(経済的付加価値)などによる緻密な収益管理を導入したキリンに対して、サントリーは1963年に参入したビール事業が45年間も赤字で、昨年ようやく黒字化したばかり。


佐治 信忠 社長
サントリーホールディングス 佐治 信忠 社長(写真:大槻 純一)

 キリンはメルシャン買収の際に流通業に対するPB(プライベートブランド)商品の供給をやめさせたが、サントリーはこの7月にも、セブン&アイ・ホールディングスなどに第3のビールのPBを供給し、シェアを取りに行く。

 だが、事業の進め方や得意な手法が対照的な分、結果として事業や商品のポートフォリオは見事なまでに補完関係が成立する。ビール、洋酒類、清涼飲料、そして健康関連という、両社が事業基盤を置く4つの事業での“統合四重奏”である。


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