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自民党、「政権陥落」前夜

麻生首相が“戦犯”ではない

  • 杉山 俊幸,蛯谷 敏

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2009年7月21日(火)

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 衆院選の投開票が8月30日で固まった。東京都議会議員選挙での自民党大敗で、次期総選挙で政権交代が現実味を帯びる。自民党は政権維持できるのか。民主党との熱い夏が始まる。

 都議選の翌日に、7月21日にも解散との異例の「解散予告」で、麻生降ろしを封じ込めた麻生太郎首相。それでも党内から、「麻生首相で、自分の選挙を勝てるだろうか」との不安は払拭されていない。だが、そもそも選挙の顔を誰にするかに自民再浮上のヒントは隠されていなかった。既に2001年の段階で古き自民党は終焉を迎えていたからだ。

4年間の実績を検証する

 自民党というコップの中の争いを見透かすように、民主党では選挙戦に備えて、ある準備を進めてきた。

今後の主な政治日程

 「4年前の、いわゆる『郵政選挙』の時に掲げたマニフェスト(政権公約)がきちんと実施されてきたかを検証すること」

 民主党内でマニフェストをまとめた中心人物の1人である衆院議員は、こう明かす。つまり、政権与党として国民との約束を果たしたかを確認する中で、与党としての責任を問う考えだ。

 2005年9月の総選挙で自民党は、「郵政民営化」を掲げ、多少の痛みは覚悟のうえで構造改革を推し進めることを公約とした。少子高齢化という縮みゆく日本にあって、財政規律を維持しながら経済成長を果たす。そこにこそ日本の未来があるとした。

 当時の小泉純一郎首相の手法に扇動的な面があったとしても、国民はそれに酔い、支持し、衆院の3分の2もの議席を自民、公明の与党に与えた。文字通り、それは「小泉旋風」だった。

 民主党は、郵政民営化さえやれば経済から社会保障に至る、すべての問題を解決できるような誤解を国民に与えた、と批判すると見られる。そこから一歩踏み込んで考えてみれば、郵政民営化に象徴される構造改革路線すらまともに継承されず消え失せた点に、自民劣勢の原因を見ることができる。

 2005年当時、郵政民営化をうたう小泉氏を前になすすべがなかった民主党。その姿は、現在の自民党にぴたり重なる。その“戦犯”は、麻生首相ではない。だからこそ自民党内における麻生・反麻生のつばぜり合いは、時間の浪費だったとも言える。

コメント10件コメント/レビュー

自民党は次期衆院選に向けて、マニフェストの作成を進めているそうですが、前回選挙時のマニフェストの総括が全く行われていません。残念ながら、無責任という他なく、自民党マニフェストの説得力も無ければ、政権担当能力も自民党が民主党のことを言うほども、無いのでしょう。小泉氏がぶっ壊した党を、その後、壊れていることにも気付かず、再生できなかったのが大きな要因ではないでしょうか。民主党も明日は我が身なので、追い風世論に奢らず、1ターンで、また自民党に交代なんてことにならないように願います。(2009/07/22)

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自民党は次期衆院選に向けて、マニフェストの作成を進めているそうですが、前回選挙時のマニフェストの総括が全く行われていません。残念ながら、無責任という他なく、自民党マニフェストの説得力も無ければ、政権担当能力も自民党が民主党のことを言うほども、無いのでしょう。小泉氏がぶっ壊した党を、その後、壊れていることにも気付かず、再生できなかったのが大きな要因ではないでしょうか。民主党も明日は我が身なので、追い風世論に奢らず、1ターンで、また自民党に交代なんてことにならないように願います。(2009/07/22)

民主党政権になると、外国人参政権を始め、将来に禍根を残す法案がいくつも通りそうで大変懸念しています。なぜマスコミやジャーナリズムはそういうところに触れないのでしょうか。(2009/07/21)

政権交代をドラマ仕立てで解説するマスコミがありますが、選挙を報道ではなくエンターテイメントの対象にしているように感じます。自民も民主も場当たり的な政策?の応酬になっているのか、そのようにマスコミが編集してばらばらに伝えているだけなのかもはっきりしません。少なくともマスコミの付加価値は感じられません。日経BP社には、自社のあるいは記者の意見をいれない冷静な分析とそれを裏付ける事実を期待します。(2009/07/21)

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