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小沢氏へ献金、追及せず

西松建設元社長に有罪判決、石橋会長の弁

2009年7月28日(火)

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 西松建設がダミーの政治団体などを通じて、民主党の小沢一郎・代表代行側へ1997~2006年にわたって1億3800万円を献金し、政治資金規正法違反などの罪に問われた問題で、東京地方裁判所は7月17日、西松元社長の国沢幹雄被告に禁固1年4月(執行猶予3年)の有罪判決を言い渡した。

 この事件を巡っては、小沢氏が民主党代表を5月に辞任するなど、政界に激震が走った。西松はなぜ不正献金を繰り返したのか。

 事件後、西松の石橋直会長が初めてインタビューに応じた。石橋氏は、副社長として国沢元社長を支え、その後社長も務めた。石橋会長の発言からは、経営トップの犯罪を見過ごし、発覚後も真相や責任を追及しなかった西松のコーポレートガバナンス(企業統治)の不在が浮き彫りになる。
(聞き手は吉野 次郎)

  経営陣はなぜ長年、違法献金を止められなかったのか。

  取締役会は国沢元社長らが違法な政治献金をしていることを、全く知らなかった。政治団体を作ることも、どのような献金をしているのかも、取締役会の議論に上らなかった。会社に大きなメリットがあったとは思えず、なぜ献金していたのか分からない。

 社内では、国沢元社長が大きな権限を握っていた。取締役会が開かれても、社長以外は勝手に発言するなという暗黙の雰囲気が存在し、私もそれに従っていた。多少疑問に思うことがあっても、追及できない雰囲気が社内にあり、こうした状況で事件が起きた。

社員の偽装寄付も「任務」

西松建設の石橋直会長
西松建設の石橋直会長は「コンプライアンス意識が極めて薄かった」と語る

  約350人の社員に政治団体へ寄付させ、特別賞与で補填していた。寄付の偽装を疑問に思わなかったのか。

  私もかつて部長クラスだった時代に寄付していたが、特別賞与で返してくれるというし、不思議なことをしているとは思わなかった。皆どのような政治団体に寄付しているのかも分かっていなかった。私を含めて、コンプライアンス(法令順守)意識は極めて薄く、当然の任務と受け取っていた。

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「小沢氏へ献金、追及せず」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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