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第14回 じぶんのまわりに“保護林”をつくろう

  • 山田 ズーニー

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2009年7月27日(月)

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新人のなかには、
「かまわれすぎて、うっとうしい。少しほっといてくれないか」
とおもっている人もいるのではないだろうか?

仕事にしても、アフターファイブの飲み会などにしても、
先輩たちはとかく新人をかまいたがる。そのため、

「仕事の必要以外、ゼッタイ会社の人とはつきあいたくない」
とおもっている新人や、
「そうはいっても、あまりつっけんどんにしても角が立つし」
と困っている人もいると思う。
あるいは、
「この職場には友だちになれそうな人がいない」
とがっかりしている人もいるかもしれない。

職場の人づきあい、何をめざし、どうしていったらいいのだろう?

新人の一番ちかいルーツは大学にある。
なにしろ、ついこの間までいたところだ。

私は仕事で、全国のさまざまな大学にいくが、
どこへ行っても、教育関係者が一様に訴えるのが、

「いまの若者の関心の範囲の狭さ」だ。

大学の、ある教師のゼミで、
ひとりの学生が、こなくなった。

教師は、ゼミの仲間に「Aさんはどうしたの?」とたずねた。

わずか10人ほどのゼミだ。
顔を合わせてから、もう半年もたつ。
だれか近況を知っているだろうと。

ところがだれ一人、Aさんがどうしているのか、
どのへんに住んでいるのか、バイトはしているのか、などの
近況を知らない。

それだけではない。
だれ一人、Aさんの携帯の電話番号を知らない。

それだけではない。だれ一人、
Aさんの名字は知っていても、「下のなまえ」を知らなかった。

白か黒か。

若者の人づきあいの傾向として、
好きでいつもつるんでいる友だち・恋人か(=白)、
それ以外の、通行人と同じ、
まったく関心さえ払わない他人か(=黒)、
2つにガクンとわかれてしまう。

しかも白の範囲が狭い、
2、3人か、場合によっては1人の友だちまたは恋人とだけ、
いつも固く一緒にひっついて行動し、
それ以外は、会話さえしないという人もいる。

好きな人とだけ関わり、
それ以外の人には関心さえも向けない。
一見これほどラクなことはないように見える。

コメント2

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