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任天堂経済圏、次の手は

ドラクエ、モンハン囲うも国内ゲーム市場縮小

2009年8月3日(月)

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 「今年に入ってゲーム業界に大ヒット作がなく、元気が足りなかった」

 こう厳しい認識を示したのは、誰あろうゲーム業界で独り勝ちを続ける任天堂の岩田聡社長だ。

岩田社長の発言が示す「明と暗」

 人気シリーズの最新作「モンスターハンター(モンハン)3」の8月1日発売を控えて、カプコンが7月に開いた完成披露会の壇上での発言だ。他社のお祝いの席ということもあり、モンハン3への期待の挨拶でさりげなく触れたとはいえ、あえて厳しい表現を盛り込んだ意味は重い。そこからは、任天堂の「明」と「暗」が浮き彫りになる。

任天堂の岩田聡社長(右)と、カプコンの辻本春弘社長
「モンハン3」の完成披露会で握手を交わす任天堂の岩田聡社長(右)と、カプコンの辻本春弘社長

 まず「明」はソフトの囲い込み。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)や米マイクロソフト(MS)は歯噛みしていることだろう。今夏の任天堂は、国内有数の人気タイトルをほぼ独り占めした。

 携帯型機「ニンテンドーDS」向けにスクウェア・エニックスが7月11日に発売した「ドラゴンクエスト(ドラクエ)9」。国民的ロール・プレイング・ゲームの最新作とあって、既に出荷数は300万本を突破した。

 据え置き型「Wii(ウィー)」用ソフトの目玉がモンハン3だ。前作は国内出荷本数で350万本と、若い世代にはドラクエ以上の認知度を誇る人気アクションゲームだ。カプコンはモンハン3では200万本の出荷を見込み、こちらもヒットが確実視される。

 一方で「暗」もある。国内ゲーム市場全体は沈む傾向にある。ゲーム専門誌発行のエンターブレインによれば、国内ゲーム市場の2009年上半期の規模は前年同期比で24.4%減(2189億2000万円)。実は2008年も、2007年比で15.3%減と収縮が続く。その間、海外市場の伸びに支えられたが、今後は不透明だ。米調査会社のNPDによればゲーム最大市場の米国でも、前年実績を4カ月連続割り込んだ。

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「任天堂経済圏、次の手は」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長