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【技術フロンティア】左右違う映像で脳を惑わす

3次元(3D)映画~ドリームワークス、アイマックス、ドルビー、パナソニック、ソニー

2009年7月31日(金)

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ハリー・ポッター最新作など3次元(3D)技術を駆使した映画が増えている。従来の平面ではなく、立体で見える映像に消費者の反応も良好だ。映画の普及に合わせ、ブルーレイなど家庭用機器の3D対応も進み始めた。

 二重にぶれた見にくい映像も、専用のメガネを着けて見ると、あら不思議。目の前には、宇宙空間を流れる隕石が、今にも当たりそうに迫ってくる。平面ではなく立体で見える3次元(3D)の映像なので、その迫力もひとしおだ。

 これは今年7月中旬に日本で公開された「モンスターVSエイリアン」(配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン)の1場面だ。宇宙から地球を侵略しに来るエイリアンと、人類の味方になった5種類のモンスターが戦うこのアニメ映画。ユニークなのは、そのストーリーやキャラクターだけでない。通常の2次元(2D)映像以外に、全編3D映像で見られるバージョンも用意されていることだ。

 映画業界は、今年を「3D映画元年」として、新しい市場育成に乗り出している。実際に、モンスターVSエイリアン(通称モンエリ)を制作した米ドリームワークス・アニメーションSKGのジェフリー・カッツェンバーグCEO(最高経営責任者)は、こう宣言する。「今後、我が社が手がける映画は、すべて3Dにしていく」。同氏がそう意気込むのは、3D映画の収益力に期待がかかるから。

 米国でモンエリの3D版と2D版の両方を同時に上映したところ、興行収入の半分以上は、3D版が稼いだ。3D版の上映館数は、2D版の半分以下だったにもかかわらずだ。

 3D映像といっても、スクリーンには平面の映像が映し出されている。にもかかわらず、立体映像として見えるのはなぜか。その理論は単純だ。

1本の指が違って見える

 目の前に指を1本立てて左右の目を交互に閉じてみる。すると左右の目が、実は異なる形で映像を見ていることに気づくはずだ。通常、人間は左右の目の間に約6cmの幅があり、そこで生じる視野角の差を、脳が認識することで物質を立体的に感じている。

 人間の場合、右目で見る映像を右目だけ、左目で見る映像を左目だけが見れば、脳は送り届けられてきたそれぞれの映像を、立体として認識するようにできている。この原理は100年以上前から知られてきたものだ。

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「【技術フロンティア】左右違う映像で脳を惑わす」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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