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【スクープ】ヨウジヤマモト、身売りを検討

山本耀司氏は4月末に代表を辞任、経営の第一線から退く

  • 高橋 篤史

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2009年8月4日(火)

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 世界的デザイナーの山本耀司氏によって設立されたファッションブランドの「ヨウジヤマモト」(東京都品川区、大塚昌平社長)が、身売りを検討していることが8月3日、明らかになった。昨年9月の「リーマン・ショック」を境に高級ブランドの不振は顕著になっている。逆に「ユニクロ」など低価格ブランドは好調だ。

 ヨウジヤマモトによる今回の苦渋の選択は、ファッション業界におけるブランド消長を物語る出来事と言えそうだ。

取引先に支払い猶予を要請

 ヨウジヤマモトがスポンサー探しを進めていることが明らかになったのは、同社の子会社にあたる「リミヤマモト」が取引先に宛てた要請文において。先月29日付で月末の支払い猶予を求めたものだ。

 その中で「弊社の状況」として「(株)ヨウジヤマモトは現在、スポンサー候補による投資検討、取引金融機関様による金融支援検討が継続しております」との説明が取引先に対してなされた。

 支払い猶予は、7月末期日のものについて20%のみを支払い、残りを8月末まで繰り延べるというもの。これにより同社は一息つく形となった。同様の要請文は、ヨウジヤマモトも取引先に対して提示している模様だ。

 これらについてヨウジヤマモトの広報宣伝部は「そうしたものを配付したのは間違いないが、まだ何も決まっていないため、現時点でこれ以上は話せない」としている。

 山本耀司氏は1943年生まれ。慶應義塾大学を卒業後、文化服装学院などに学び、プレタポルテ(高級既製服)を中心にファッション業界で活動を始めた。72年に最初の法人として「ワイズ」を設立、80年代初頭にはパリ・コレクションへの進出も果たした。同時期にブームとなった「DCブランド」では、三宅一生氏らと並んで、時代を牽引するトップデザイナーとして知られた。

 現在のグループ中心企業であるヨウジヤマモトは79年の設立で、パリ、ロンドン、フィレンツェに支店を登記。ほかにイギリスやアメリカにも現地法人があり、グループの総従業員は約600人とされる。山本耀司氏の長女・里美氏もデザイナーで、前出のリミヤマモトはヨウジヤマモトから2006年に新設分割され、女性向けブランド「LIMI feu」を展開している。

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