• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

鉄鋼王・ミタル、再浮上

1兆円調達に成功、アジアでの買収に意欲

  • 小瀧 麻理子

バックナンバー

2009年8月10日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「総額1兆円以上の資金を調達できました。財務の備えは万全です」

 7月29日、鉄鋼最大手のアルセロール・ミタルによる2009年4~6月期の決算発表。創業一族の若きプリンスで、CFO(最高財務責任者)を務める33歳のアディティヤ・ミタル氏が自信たっぷりに記者団に説明すると、買収王・ラクシュミ・ミタル会長も頬を緩めた。

 日本の鉄鋼メーカーにとって恐るべき“黒船”の代名詞だったミタル。高い時価総額を武器に、世界中で株式交換による巨額買収を繰り返して一躍、トップに躍り出た。だが昨年秋からの金融危機で大きくつまずいた。銀行団から1兆円超の負債返済を迫られ、「ミタル帝国もこれまでか」と見られた。

規模をさらに追求、株価2倍に

 だが、買収王は息を吹き返した。ミタルは4月1日に16億ドル(約1500億円)のCB(新株予約権付社債)を発行したのを手始めに、6月までに3回にわたって社債などを発行し、ユーロとドル建てで資金を調達。利率は高めだが、32億ドルの新株発行も含め、総額114億ドル(約1兆800億円)をわずか3カ月で手に入れた。有利子負債についても、融資条件の大幅な緩和を銀行団から引き出したという。

 ミタルの4~6月期の決算は、世界的な鉄鋼需要の急減で、740億円の最終赤字を計上し、3四半期連続で大幅な赤字となった。それでもミタルが投資家と金融機関の後押しを受けたのは、明快な成長戦略にある。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

誰もやらない領域を根気強く続けられるかが成功の秘訣。

田坂 正樹 ピーバンドットコム社長