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民主党内「第2次経世会」の胎動

小沢一郎、「数の力」で政局の中心へ

  • 児玉 博

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2009年8月20日(木)

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 かつて、元首相の竹下登が率いた自民党の最大派閥「経世会」は、その数の力を背景に、常に政局の中心にいた。経世会を無視した政局運営などありえなかった。

 その経世会で「宝」とも呼ばれていた選挙参謀がいた。その名を鈴木精七という。

吉田茂の懐刀だった大物国会議員の息子

 当選請負人として永田町でそこそこ名前が売れ始めた頃、ある候補者から選挙参謀の依頼が舞い込む。1968(昭和43)年のことであった。

 鈴木の前に現れた候補者は弱冠26歳の幼さが残る顔立ちの青年だった。

 41年前の小沢一郎(現民主党代表代行)である。当時、小沢は日本大学大学院に籍を置き、司法試験を目指す学生だった。

 小沢の父、佐重喜(さえき)は吉田茂の懐刀と呼ばれた大物国会議員だった。

 運輸大臣、建設大臣などを歴任。1960(昭和35)年には、時の首相、岸信介が批准に執念を燃やした日米安全保障条約で、岸から直々に特別委員長に任命され、大きな役割を果たした。

 1946(昭和21)年、戦後初の衆議院議員選挙で初当選して以来、小選挙区制導入を唱えていた佐重喜は1968(昭和43)年に急逝した。それを受け、急きょ、一部の後援者に背を押されて後継者として立候補を宣言したのが息子の一郎であった。

 典型的な2世議員のパターンである。

田中角栄に選挙のイロハを学ぶ

 ところが、先に「一部」と書いた通り、小沢佐重喜後援会、親族、小沢系県会議員、そして自民党本部の意向はそれぞれバラバラで、小沢擁立で一本化されていなかった。

 鈴木によれば、後の小沢一郎からは想像できないほど選挙戦は“逆風”そのものであり、当選する確率は50%ほどしかなかったという。

 事実、自民党本部の意向を取り付け、地元をまとめ上げようと小沢を伴って自民党本部の幹事長室を訪ねた時、こんなことがあった。

 対応したのは、後のロッキード事件で逮捕される田中角栄(元首相)の秘書、榎本敏夫である。挨拶もそこそこに榎本は鈴木らに向かい、小沢とは別の後継者の名前を挙げ、さもそれが党本部の決定のような口ぶりで話した。

コメント13件コメント/レビュー

予言が当たった。小沢グループは党内党になるのだろうか。ただ民主党内の左派が相対的に少なくなったほうが現実路線をとれるだろう。小沢グループに選挙で求めたられたものは地方重視と利益誘導・・。また公共事業をするんだろうか。野党になった自民党はもう役所に口を1はさめないからもっとっと苦しくなるだろうね。(2009/09/03)

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いただいたコメント

予言が当たった。小沢グループは党内党になるのだろうか。ただ民主党内の左派が相対的に少なくなったほうが現実路線をとれるだろう。小沢グループに選挙で求めたられたものは地方重視と利益誘導・・。また公共事業をするんだろうか。野党になった自民党はもう役所に口を1はさめないからもっとっと苦しくなるだろうね。(2009/09/03)

じゃ、他の議員の方たちは選挙に関する支援をそんなにしていないということなのでしょうか?単なる風で議席をたくさん取る・訳の分からない新人が増えるということは、前回の郵政選挙と変わらないわけで。今回が問題なら、前回も問題だったという結論にならんのかな?「第2次経世会」?小泉首相後の旧森派も総裁についての影響力があったと思うのですが、それに対する意見はないの?その当りの分析がないと、あまり意味がないと思うのですがね。鳩山氏の言葉についての批判がありましたが、TVでみた感じでは志位書記長以外はまともな言葉をはいていると思えません。リアルに現実を見て欲しいのですが>共産党(支持者では無いです)(2009/08/24)

我々は未だに政治を政治家だけの世界と思う習慣が抜けないようである。民主党による政権交代には政治官僚機構に一大変革をもたらす事のみ期待されるのではない。では何かというに、もっと本質的な事、即ち政治を国民の手に「奉還」する、ということである。その意味する所は国民或は「市民」一人一人がよりよい社会づくりに積極的に「参加」する、ということである。民主党は明らかにそれを共有理念にしている。細かい政策に対する議論もあろう。しかし、我々が政権交代に期待し、準備し、心掛けねばならぬ最も基本的かつ重要なことは、我々自身が傍観者である事を辞め、主体的に動き、努力し、「共に」日本国再生事業に携わっていくということに他ならない。重ねて言うが、今後どのような政権を経ることになろうとも、政治が、国民生活の行方が、我々一人一人の手に託されている事を忘れてはならない。(2009/08/23)

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