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【技術フロンティア】薄くても潰れない形追求

超軽量ペットボトル~日本コカ・コーラ、キリンビバレッジ、メルシャン

  • 佐藤 嘉彦

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2009年8月28日(金)

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「軽くて、割れない」ペットボトルが進化を続ける。飲料各社は1gでも軽いボトルの開発にしのぎを削る。一方、ワインなど新しい用途へも広がりつつある。

 「絞れるボトル」――。今年5月に日本コカ・コーラが発売したミネラルウオーター「い・ろ・は・す」のウリは、飲み終わった後、まるで雑巾のように絞ることのできるペットボトルだ。ボトルの厚さを従来品より約4割薄くすることで、簡単に潰せるようになった。

 「500ミリリットルのペットボトル容器で国内最軽量を目指したら、紙くずみたいに潰せるものができた」。開発を担当した日本コカ・コーラの松岡建之・テクニカルコマーシャリゼーションパッケージグループ・プロジェクトマネジャーはそう話す。

重量は40%減、国内最軽量へ

前の製品と比べて40%の軽量化を実現。重量はキャップを除いた数値

 「い・ろ・は・す」のペットボトルの重量は12g(キャップを除く)。「い・ろ・は・す」の前に同社が販売していた「ミナクア」のボトルは20.5gで、約40%軽くなった。500ミリリットルペットボトルとしては、大塚製薬の「ポカリスエット」で使われている18gのペットボトルを抑え、国内最軽量となった。

 ボトルの重量と厚さ、そしてペット樹脂の使用量は比例する。つまり、厚さも使用量も40%減った。ペット樹脂の使用量が減れば、当然コストは削減できる。加えて、ペット樹脂を製造する際のCO2(二酸化炭素)排出量も減り、環境に優しい。

 日本コカ・コーラではこの軽量ボトルの採用で、従来品と比べて年間約3000トンのCO2排出量が削減可能とする。これは一般家庭のCO2排出量の約560世帯分に相当する。

飲み終わった後は簡単に潰すことができ、ゴミの減量に貢献

 また、潰すことでゴミの容量を減らすことができる。特に好評なのが登山客。登山中に出たゴミは持ち帰らなければならないためだ。

 しかし飲む前にペットボトルが潰れてしまい、中身が漏れ出すようでは容器の意味を成さない。また手でボトルをつかむだけで潰れてしまっては、飲みにくくなる。

 極限まで容器を薄くしつつも、必要な強度を保つ工夫が必要だ。小さなペットボトルの随所に圧力に対応する設計が盛り込まれている。

 容器には上と横から圧力がかかる。この圧力を1カ所で受け止めるのでなく、いかに分散させ、吸収するかが工夫のしどころだ。

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