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自民党、投開票後のぼうぜん

若手にはチャンス到来、政策の練り上げを今こそ

2009年8月30日(日)

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 残暑の余熱とともに、真夏の決戦は幕を閉じた。

 8月30日に開かれた衆院議員選挙。即日開票の結果、民主党が新政権を発足させることが確実となった。民主党が衆院の第1党となるのは結党以来、初めてのことだ。民意による初めての政権交代は現実のものとなった。

 「政権交代が結実しそうな状況にある」。午後9時半過ぎの会見で、首相就任が確実視される鳩山由紀夫・民主党代表は語った。この段階で、200議席以上を獲得することが判明しているが、鳩山代表は気を引き締めるように、厳しい表情を崩さなかった。

「とにかく誰も来なくなるんだよ」

 政権交代に沸き返る民主党。一方の自民党は記録的な大敗を喫するのが確実な情勢。自公ともども、政権交代という暴風に吹き飛ばされた格好だ。これで、1993年以来の野党転落が決定的となった。

 自民党にとって、下野時代は思い出したくもない悪夢に違いない。

 「とにかく誰も来なくなるんだよ」。自民党の元幹事長室長、奥島貞雄氏は野党時代を振り返る。

 奥島氏は田中角栄氏が幹事長だった時代に幹事長室長になった。そして、1965年以降、30年以上も幹事長室長を務めた人物である(1999年に自民党本部を退職)。自民党が下野した1993年は当時の幹事長、森喜朗に仕えていた。

 「与党時代には、そりゃあ陳情客がわさわさと来たんもんだよ。それこそ、党本部のロビーには陳情客が何十人も待機していた」

 奥島氏が目を細めて語るように、予算編成の時期になると、自民党の党本部や議員会館は霞が関の官僚や陳情客でにぎわいを見せた。

番記者を連れて「築地視察」に行った加藤紘一氏

 ところが、野党に転落した途端、この光景は一転した。

 それまで法案の説明には霞が関の幹部クラスが来ていたが、野党になると事務方が来る程度。マスコミの関心も下がり、経済団体や企業の陳情も担当者が来るだけになった。「情けなさで一杯だったね」。奥島氏はこう述懐する。

 当の議員もしばらく放心状態が続いた。野党時代の自民党を担当していた大手紙ベテラン記者の話に、当時の様子がよく表れている。

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「自民党、投開票後のぼうぜん」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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