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第20回 理想の上司でなく、目の前の上司のために働きなさい

「この仕事は、自分のやりたいことではない」と入社時に言い切ったふたりの明暗

  • 山田 ズーニー

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2009年9月14日(月)

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仕事で大成功している編集者さんに、
「分岐点」をたずねた。

もともと彼は、別の仕事から転職してきており、
入社数年間は、ぱっとしなかったそうだ。

それがあるころから、
目に見えて成果が出る、続けて出る、ようになった。
何か分岐点になるようなことがあったのかとたずねたら、
そういえば…、と思い出したように、

「入社して、初めて、
上司のことを考えるようになった」

と答えた。
驚いた。
私も、初めて、はっきりと、
社内に認められる成果を出した年、
やっぱり、同じように、
生まれてはじめて上司のことを考えたからだ。

しかも、そのときの上司というのが、
理想とはほど遠い上司で。

大企業で上司が次々変わっていく中、
尊敬できる人格者もいたし、
きわだって能力の高い上司もいた。
性格的に好きで相性のよい上司もいた中で、

その上司は、私から見てふつう以下、というか、
どちらかといえば自分とはソリの合わない上司だった。

にもかかわらず、
私は入社以来初めて上司のことを考え、
半年後、入社以来の成果を出した。

上司との関係、どう考えたらいいのだろうか?

とくに、理想とほど遠い上司の場合、
それでも上司を尊敬しなければならないのだろうか?

以前、チームで仕事をしていたとき、
2人のタイプのちがう新人をむかえたことがある。
(プライバシーに抵触しないよう、
改変を加えてお話しする。)

おどろくことに、2人とも、
入社してかなり早い段階で、みんなのまえで、
「この仕事は、自分のやりたいことではない」
とはっきり言った。

2人にはそれぞれ、「自分のやりたいこと」があった。

新人の一人(=仮に「助川さん」と呼ぶ)が、
彼女は、希望とはぜんぜんジャンルのちがうところに
配属されてきた。
たとえて言えば、
「ファッション」の編集をしたかった人が、
「教材」の編集にまわされてしまった、
そんな感じだ。

もう一人(=仮に「現田くん」と呼ぶ)は、
たしかに希望のジャンルの仕事に就けたのだけど、
自分の理想があり、それが会社の方針とはちがうようだった。
たとえて言えば、
教材の編集はしたかったんだけど、
会社はあまりにも「知育偏重」、
自分はもっと「心の教育」をめざしたい、
そんな感じだ。

自分のやりたいことと、会社のやりたいことが違う。

ここまでは同じでも、
2人は半年後、評価に大きな差が出た。

コメント5

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