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民主党「小・鳩」内閣の行方

目前に迫る経済危機、郵政問題、消費者庁…

  • 加藤 修平

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2009年9月19日(土)

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 民主党の鳩山由紀夫代表が首相に選出され、新政権が動き出した。国家統治の柱と位置づける「国家戦略局」の担当相には民主党結党からともに歩んだ菅直人氏が就き、4カ月前の代表選で争った岡田克也氏を外相に置くなど「民主党オールスター」の布陣で政権運営に臨む。一方、党では小沢一郎・新幹事長がにらみを利かせ、“二重権力”を懸念する声も。再び景気の底割れ懸念が強まるなど、政権を左右しかねない「目前の危機」が顕在化し、新政権は船出から対応に追われそうだ。

「やっぱり小沢さんが」

 新政権の組閣が大詰めを迎えた頃、民主党内での関心の焦点は首相で閣僚の任命権者となる鳩山氏ではなく、党幹事長になる小沢氏の動きだった。

 「どうも、やっぱり小沢さんが、あまり良くないと思っているという話なんですよ」。入閣が有力視された有力議員の秘書は、党内情勢について、こうつぶやいた。念頭にあるのは藤井裕久最高顧問の処遇。旧大蔵省出身の同氏は一度、政界引退を表明しながら、比例単独選出議員として国政に戻ってきただけに、財務相就任が確実視されていた。だが、国家戦略局担当相に内定した菅氏と比べると、藤井氏の財務相就任は多くの議員が最後まで確信を持てなかった。

 理由は春にさかのぼる。西松建設の巨額献金事件で小沢氏の公設秘書が逮捕された際、小沢氏は一度、代表続投を表明した。これに対し、衆院選への影響を考慮すれば小沢氏は早期に辞任すべきだと考えたのが藤井氏だった。渡部恒三最高顧問も、小沢氏の早期辞任案に傾き、結果的に両氏で「小沢包囲網」を敷く格好になった。

 片方の主役だった渡部氏は、衆院議長の呼び声が高かったが、議長には横路孝弘氏が内定。小沢氏に近いとされる同氏の起用は、人事での小沢氏の影響力を強く感じさせた。それだけに、もう1人の主役だった藤井氏が財務相になるかどうか、小沢氏の影響力を測るバロメーターと見られたのだ。

 組閣前の14日に小沢氏と会談した鳩山氏は、閣僚人事について「一部、小沢氏に話を申し上げ、基本的に理解を頂いた」と図らずも語る場面があった。早くも鳩山氏の統率力に疑問符がつき、二重権力に陥るのではないかとの見方が広がり、「小・鳩」内閣と揶揄する声も出ている。

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