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【株価が語る】 大和証券グループ本社 市場が与えた猶予期間

  • 中原 敬太

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2009年9月28日(月)

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大和証券グループ本社の鈴木茂晴社長
記者会見では笑みも目立った大和証券グループ本社の鈴木茂晴社長

 9月10日午後5時。10年間連れ添った銀行と証券会社の“離婚”会見は、別々に開かれた。大和証券グループ本社と三井住友フィナンシャルグループは、法人向け証券、大和証券SMBCの合弁解消をそれぞれ発表した。

 「どちらも譲れない哲学があり、最終的に仕方なかった」。時折、笑みも見せながら、質問に答えていた大和G本社の鈴木茂晴社長。「これがウイン・ウインの関係だと思う」と今回の結論の妥当性を強調した。大和G本社が得たものと失ったものは何か。

独立経営の代償

 得たものは大和SMBCの経営権を守ったことだ。経営権を求めた三井住友FGに対し、「大和SMBCは大和証券グループのリスクの9割以上を持っている。連結対象でなくなると問題が大きい」(鈴木社長)と拒んだ。

 一方、失ったものは2つある。1つは三井住友FGの顧客層がもたらす収益機会だ。「銀行がないと全くできなかったビジネスはそんなにない」と言うが、一時的な収益低下は避けられない。

 もう1つは信用力。合弁解消の発表を受け、スタンダード・アンド・プアーズなど米系格付け2社は、大和G本社の格付けを1段階引き下げた。大和G本社の格付けは、傘下に抱える法人向けの大和SMBCと個人向けの大和証券の信用力によって構成されるが、三井住友FGによる大和SMBCへの出資がなくなったことが響いた。

 もっとも合弁解消発表後、株式市場の反応は乏しい。報道直後は下げた大和G本社の株価だが、その後は500円を挟んで推移している。9月10日と18日の終値を比べると、野村ホールディングスの下落率が9%であるのに対し、大和G本社は4%にとどまる。

 そこには、株式相場の上昇に慎重な市場心理が大きく反映されている。

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