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介護人気がもたらす混乱

「にわか就職」「資格が目的」で負担増す

  • 飯泉 梓

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2009年9月29日(火)

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 「応募が増えたことはいいことなのですが…」

介護職と全業種の有効求人倍率

 訪問介護大手、やさしい手の担当者はこうつぶやく。

 不況下で職を失った人々が再就職先として目をつけるのが、人材不足に悩まされ続けている介護業界だ。特に不安定な処遇によって振り回された派遣社員が、「正社員」の座を求めて介護職を希望するというパターンが増えているという。

 やさしい手では応募者の人数は昨年の約2倍で推移している。業界全体でもそうした介護人気の傾向は見られる。今年7月の介護職の有効求人倍率は1.31と昨年同月の2.24からは1ポイント近く低下したものの、全業種の0.42倍に比べると3倍以上の水準を保っている数少ない人手不足産業だ。新規の人材は救いの手とも言えるが、実際にはそうとも言えない事態に陥っている。

理想と現実のギャップ

 「高齢者のおむつ交換は赤ちゃんのおむつ交換と違うもの。想像していた以上に大変と、入社後、数回来ただけで辞めてしまった人もいる」と、ある介護施設の職員は困惑を隠せない。

 応募者の大半を占める他業界からの人材は介護の理想と現実のギャップに耐えきれず、長続きしないケースが頻繁に起きているという。

 介護事業者にとって、こうした“にわか就職”が重荷になっている。というのも、多くの介護施設では、ヘルパー2級という資格を取得後に現場の業務に就いてもらう。取得には時間と費用がかかる。2~3カ月かけて講習や現場研修を実施し、1人当たりの費用は約8万円。時間とコストをかけているだけに、その影響は計り知れない。

 「ヘルパー2級の資格取得を目的に応募してくる人もいる」とある介護事業者は漏らす。不況下では資格が頼りと、働く気もないのに介護事業所の門を叩くといったケースも起きているという。

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