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100色デジカメに重い宿命

  • 瀧本 大輔

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2009年10月6日(火)

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HOYAが「ペンタックス」ブランドのデジカメを新発売する。低価格と高機能を打ち出し、100色のボディーカラーを揃えた。吸収合併されたペンタックスの命運を握る商品となる。

HOYAが売り出す「PENTAXK-x」
HOYAが売り出す「PENTAX K-x」

 色鮮やかな100色ものカラーバリエーションを用意した一眼レフデジタルカメラを、HOYAが10月中旬に発売する。主に初心者をターゲットにした「PENTAX K-x」で、実売価格の見通しはレンズとセットで7万円前後と、業界で最も低価格な部類に入る。

 見た目が個性的なだけではない。撮像素子の画素数や感度、連写スピードなどの性能は、他社なら10万円以上する中級機に匹敵する。同社PENTAXイメージング・システム事業部の北沢利之・副事業部長兼開発統括部長は「いい写真を撮れる性能と価格に満足してもらえる」と自信を見せる。

「負け戦」の徹底分析から誕生

 HOYAのデジカメ事業は、2008年3月に吸収合併した旧ペンタックスから引き継いだものだ。ただ、業績はライバルに後れを取って赤字が続き、「売れる」ことが切実に求められる。中級機に匹敵する性能と低価格を両立させたK-xには、そんな切迫感もにじむ。

 K-xの価格や性能は、この時期に発売してヒットさせるためには何が必要かを考え抜いて、導き出された。

 開発がスタートしたのは、旧ペンタックスがHOYAの事業部門になって約半年後の2008年秋のこと。だが、勝負はそれ以前に始まっていた。

 2008年6月。HOYAのデジカメ事業部門のトップに就いたばかりの浜田宏COO(最高執行責任者)は、北沢副事業部長らデジカメ部門の社員にこう言ってハッパをかけた。

 「今まで出した製品は負けているだろう。勝つためには負け戦の中身を洗い出して分析するんだ」。その分析作業を浜田COOは“死体解剖”と呼んだ。

 ペンタックスの一眼レフは評価が高く、熱心なファンもいる。だが、ヒットしない。その理由を分析すると、開発の遅れによって投入時期がずれ込み、価格も性能も競争力を失っていたことが大きいと分かった。

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