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テレビでラジオ「視聴」の奇策

  • 鷺森 弘

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2009年10月14日(水)

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JVC・ケンウッド・ホールディングスが奇策に打って出た。テレビでラジオ放送の音声や関連動画を楽しむ技術を開発。ラジオで儲かるのか。疑心を払拭するには、まだ課題が多い。

 9月30日。翌日に日本ビクターとケンウッドの経営統合1周年を控えたこの日を、新技術の発表会に当てたのは決意の表れだろう。

 「AV(音響・映像)機器はAV危機」「技術力は世界で負けているのでないか」

JVC・ケンウッド・ホールディングスの前田悟・執行役員常務
デジタル多機能製品「RYOMA」などを発表するJVC・ケンウッド・ホールディングスの前田悟・執行役員常務(写真:後藤 究)

 JVC・ケンウッド・ホールディングスの新事業開発センター長を務める前田悟・執行役員常務は、冒頭から家電業界や自社に対して厳しい採点を下した。そして、激しい価格競争から脱却するため「欠乏感を与える商品作り」「(単品の)売り切りビジネスからの脱却」を掲げた。

 その解の1つが、インターネットを通じ、テレビでラジオ放送を楽しめる「M-LinX(エム・リンクス)」と呼ぶ技術だ。M-LinX端末をテレビに接続すれば、ビルの谷間など電波が入りにくい世帯でも鮮明な音声を聴ける。

DJやビデオの映像も配信

 肝となるのは「ラジオ映像」も受信できる点だ。音声と同時配信されるDJ(ディスクジョッキー)や音楽ビデオの動画映像、関連する広告や画像情報を視聴する仕組み。映像の制作や配信はJVC・ケンウッドが放送会社や広告会社などと手がけると見られる。

 M-LinX端末は来春に発売。これとHDD(ハードディスク駆動装置)、ブルーレイ・ディスク(BD)レコーダー、デジタルハイビジョン受信機などを1台にまとめた新型機器「RYOMA(リョーマ)」も同時期に製品化する。

 前田執行役員常務は「家電業界に一石を投じたい」と意気込むが、「ラジオ離れ」が進む中で、こうした製品が需要や業績を牽引できるのだろうか。

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