• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ハママツは移民社会日本を占う最先端都市

  • 石井 政之

バックナンバー

2009年11月19日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

金髪のラテン美女がラーメンをすする町

 浜松駅に降り立って、北に5分ほど歩く。遠鉄というローカル線のガード下に十数軒のラーメン屋が軒を連ねている。ひょっこりはいって「ラーメンとビール」と注文すると、隣のカウンターで金髪のラテン系美女がラーメンをすすっている。それが「未来世紀ハママツ」の風景です。

市内で売られているネックレス
画像のクリックで拡大表示

 東京駅の地下を歩いてラーメン屋に入っても金髪女性と遭遇する確率は低い。ハママツでは日常茶飯事。なにしろ人口約82万人のうち約3万人が外国人。うち2万人弱がブラジル人。町を外国人が闊歩しています。ブラジル国旗をはためかせたブラジル人が経営するコンビニ、レストランがしっかり根付いています。

 「未来世紀ハママツ」へようこそ。

 未来世紀ハママツとは、管理社会の恐怖を描いた奇才テリー・ギリアム監督の名作「未来世紀ブラジル」をもじったものです。自由で豊かな普通の生活が、「ブラジル人」という属性を持っているだけで、まっさきに崩壊していくという恐怖都市になってしまったハママツ、という皮肉をこめて名付けた連載タイトルというだけではありません。

 日本は空前の少子化となり、外国人移民を受け入れ、共存をしなけれならない時期にきています。しかし、この現実を直視しないのが“スタンダード”になっています。

 そのなかで、ハママツは、日本国内で移民問題のその最先端を走っている都市。ハママツでいま起きていることは、数年先の未来に、日本国中で起きることなのです。いわば「未来世紀ニッポン」を先取りしているのがハママツ。そのハママツの変化を、この土地で暮らす人間がレポートするのがこの連載です。

 ところで、ハママツには日系ブラジル人のホームレスはほとんどいません。

 昨年9月のリーマンショック以来、世界中で金融危機が発生。日米の自動車産業は大打撃を受けました。その余波として、ハママツでも自動車関連会社で働いていたブラジル人たちも失職。昨年冬からはブラジル人の失業率が80%を超えるともいわれてます。仕事がありません。昨年大晦日から今年の元旦にかけて、東京の日比谷公園では「派遣村」が炊き出しをして、派遣切りで失職した人たちに炊き出しをしていました。「週刊新潮」が、浜松で失業者2万人失職!ホームレスになる!というセンセーションな記事を書いたこともありました。

浜松の派遣村の様子
画像のクリックで拡大表示

 あの騒動から1年以上たちましたが、浜松ではブラジル人のホームレスが溢れているのでしょうか? 答えはノー!ホームレスはいますが、その多くは日本人。外国人が隅田川の河川敷のように数十人、数百人という規模で、浜松駅周辺で野宿をしているのか。まったくそんなことはありません。

世界中から労働者が集まってくる、大企業の城下町

 ハママツというと、関東圏の人にとっては「浜松町」でしょう。この連載の舞台となるのは静岡県浜松市。東京から新幹線で約2時間。静岡県の西部最大の人口を擁する都市。全国に知られているものとしては、ホンダ、スズキという世界的な自動車会社。ほかに、ヤマハやローランド、河合楽器というやはり世界的な楽器メーカーもある。

 それから何と言っても浜名湖畔の名産物ウナギ。浜松市のイメージキャラクターは、あの赤塚先生がつくられた不滅のキャラ、「ウナギイヌ」なんです。冗談のようですが本当です。浜松副市長という立場で浜松市の活性化のために活躍されています。

 大企業に連なる下請けや関連の中小企業がどっさりあります。仕事はたくさんありますので、日本中からそして世界中から労働者がやってくる街です。

コメント47件コメント/レビュー

コメントを読みましたが、本当に日経ビジネスの読者ですか?と言う人が多いですね。人の上に立つ人間とは、まず思えないような配慮と器が欠如しています。記事の内容をもっと柔軟な形で捉えて欲しいですね。私は九州の人間ですが、筆者は心ないコメントを気にされないように、同じ地方人として次回も楽しみにしています。(2009/11/26)

「未来世紀ハママツ」のバックナンバー

  • 2009年11月19日

    ハママツは移民社会日本を占う最先端都市

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

コメントを読みましたが、本当に日経ビジネスの読者ですか?と言う人が多いですね。人の上に立つ人間とは、まず思えないような配慮と器が欠如しています。記事の内容をもっと柔軟な形で捉えて欲しいですね。私は九州の人間ですが、筆者は心ないコメントを気にされないように、同じ地方人として次回も楽しみにしています。(2009/11/26)

似非だの非常識だの名前を覚えるつもりはないだのというコメントがありますが、連載は始まったばかりですヨ。プレゼンテーションのときに資料を数ページ見ただけで駄作だ、こんな企画はダメだと言うのと同じレベルです。日経の良識を問う前にご自分のビジネスマナーを吟味してはいかがでしょうか。ライター様、ここのコメントは結構シビアです。負けちゃいけません。炎上上等、コメント返しもアリですから。次回楽しみにしています。(2009/11/25)

こういった外国人労働者を記事にすると、やれ治安が悪くなるとかの反論コメントが出てくるものである。少子、高齢化社会となる日本が、今後も明るい未来を作れるかどうかこれは外国人労働者、あるいは移民の受け入れによって決まると思われる。よくこういった外国人労働者を受け入れると日本人の仕事がなくなるといった議論が始まるが、こういった労働者の大半は、今の若い日本の人には見向きもされない単純作業などに従事するので日本の生産会社にとっては貴重な人材である。結局、外国人労働者を受け入れつつどうやって社会としての調和を図るのか考えていかねばならないのだろう。新首相は、友愛とよくいわれるようであるが、本記事でもあるように南米の人の方が(たぶん教会を通じてだろうが)お互いに助け合うようなネットワークをもっているのは事実であろう。色々と考えさせられる問題の提起である。(2009/11/23)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

すきま時間を活用できることに気づいた消費者は、時間価値をかつてないほど意識している。

松岡 真宏 フロンティア・マネジメント代表