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モノ作らぬ“メーカー”がなぜ強い?

「製造業・対不況耐久度ランキング」で見えた高収益の秘訣

  • 佐藤 嘉彦

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2009年10月26日(月)

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 製造業に分類されていて、東京証券取引所第1部、第2部に上場する企業を対象に、「対不況耐久度」を算出。その総合得点が高い順にランキングした。(ランキングの算出方法はこちら

 どういった企業が上位にランキングされたのか。調べてみると、工業製品を作るという典型的なメーカー像とは異なるビジネスモデルを持つ企業が多いことが分かった。

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 1位となったセガサミーホールディングス。売上高に対する研究開発費や設備投資額の比率が高く、将来への積極性の得点が138点と満点に近かった。

 ただ2009年3月期決算を見ると、研究開発費の約半分はゲームソフトの開発に、設備投資額の約半分はアミューズメント施設の出店や改装に充てられている。いわゆるモノ作りとは毛色が異なる。11位のバンダイナムコホールディングスも同じような事業構造だ。

 元々はメーカーだったが、サービス業への転換を図っているのが3位の栗田工業。水処理装置を主力とするメーカーだが、近年は装置そのものを売るのではなく、装置のメンテナンスなどに力を入れ、収益力の向上と安定化を図っている。

 2006年度からの3カ年の中期経営計画で「サービス事業へのシフト加速」を掲げ、2009年3月期決算では営業利益率14.3%を確保した。

栗田工業は水浄化装置の運転管理やメンテナンスで収益を上げる
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機械でなく超純水を売る

 今では半導体や液晶の製造装置の部品の洗浄を請け負ったり、顧客の工場内に栗田工業の負担で超純水の製造装置を作り、使用量に応じて課金するビジネスも展開。

 2009年3月期決算では、これらサービス事業が連結営業高に占める割合は、水処理のための薬品の製造・販売も含めて79%まで高まった。

 同社は、今年度スタートした新しい中計でも重点施策の筆頭に「サービス事業の拡大・進化」を掲げ、脱メーカー化をさらに進める。

 5位に入ったシスメックスも、医療機器の製造・販売から、試薬など消耗品を供給することで利益を上げるビジネスモデルに転換した企業だ。

 9位のヒロセ電機や11位のメガチップスは、自前で工場を持たないファブレスメーカーとして知られる。工場設備など固定費が少なく、市場の急変にも比較的対応しやすかったと言える。

リーマンショックを「追い風」に

 昨年のリーマンショックが、結果的に収益にはプラスに働いた会社もある。2位の東京製鉄は収益力と対不況力が高スコアとなった。

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