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004|『こころ』を伝えるってどういうこと?
私は東京モーターショーの会場に立っていた

2009年10月30日(金)

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 今、東京モーターショーが開かれています。私が初めてモーターショーに行ったのは小学1年生の頃だったでしょうか。クルマ好きの父に連れられ、当時の会場だった東京・晴海の東京国際見本市会場へ。

 確かその頃、父はいすず自動車の「ベレットGT」という当時としてはとてもモダンでかっこいいクルマに乗っていました。そのご自慢のクルマで私をいろいろなところにドライブに連れて行ってくれたことを覚えています。第三京浜道路が開通して間もない頃で、横浜と自由が丘をよく一緒にドライブしたものです。

 私はそんな父のクルマに対する思いを感じながら成長してきました。モーターショーはまだ幼い私に晴れやかで希望に溢れた感覚を植え付けてくれたのです。クルマの横にはいかしたお姉さんが立っていて、何か知らないけれど、わくわくしたような気がしました。

海外メーカーのいないモーターショーだが…

 そのモーターショーは今年、大きく変わりました。外国車メーカーの多くが出展を取りやめたのです。欧米の主要メーカーの姿はありません。メルセデス・ベンツもBMWもフォルクスワーゲンもいない。私が働いていたアウディも出ていません。

 会場で顔を合わせたあるジャーナリストは言いました。

 「ひどいね。見るものはないし、だいたい海外ブランドが来ていない。会場はすかすかでメーカーのプレゼンテーションは貧相だ」と。

 しかし私はそうは思わなかった。確かに今回はいろいろな事情で欧米メーカーが集まらなかったのは事実です。それでも、私はこの状況をむしろ、素晴らしい機会にできるのではないかと思いました。

 すべてはアイディアと考え方を変えることです。

 日本は新しいパワートレイン技術の開発では、世界に類を見ない国だといって差し支えないでしょう。電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車など、その技術で世界を大きくリードしています。

新技術では欧州より10年進んでいる

 1990年代後半、アウディに移籍する前、私は日産自動車のシニアデザイナーとして、 「ハイパーミニ」という電気自動車を担当しました。「ヨーロッパはエコ先進国。技術的にも進んでいる。日産も早く着手しなければいけない」。そんな情報に背中を押され、ハイパーミニを作ったのです。でも、後に欧州で働くようになって思ったのは…。

 そんな情報はうそだった。

コメント6件コメント/レビュー

この記事に出会えてよかったです。私も今回の東京モーターショーへ行きました。今回は主人と子供をおいて独り、気ままに行きショーを巡りました。前回と比較すると規模の小ささはありましたが、とても感動し帰路につきました。メディアや会社の同僚は海外勢がいない、つまらないと言いますが私は今回は今回なりにとても面白かったですし良かったと思います。本当に実現できるのかわからない夢の世界ではなく、近い将来利用するかもしれない夢の世界、空間、車がそこにはあったように思いました。(2009/11/02)

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この記事に出会えてよかったです。私も今回の東京モーターショーへ行きました。今回は主人と子供をおいて独り、気ままに行きショーを巡りました。前回と比較すると規模の小ささはありましたが、とても感動し帰路につきました。メディアや会社の同僚は海外勢がいない、つまらないと言いますが私は今回は今回なりにとても面白かったですし良かったと思います。本当に実現できるのかわからない夢の世界ではなく、近い将来利用するかもしれない夢の世界、空間、車がそこにはあったように思いました。(2009/11/02)

昔のクルマも子供向けにデザインされていたわけでは全然無いと思いますが、子供ごころに強く訴えるものがありました。今見ても昔のイタリア車には感動を覚えます。最近はTVCMで「こども店長」が人気ですが、話すのは減税のことばかり。「こども店長」は今のクルマに感動しているのかしらと不安になります。日本の自動車は、長い間「カイゼン」で無駄を省いた結果、子供に何かを伝える部分も削ってしまったのではないでしょうか?和田さんの子供に伝えるデザインを是非早く見たいです。(2009/11/02)

熱いハートのもどかしさ。よく伝わります。気持ちのこもった仕事を忘れては明るい未来は見えてこない、そうだと思います。(2009/10/31)

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三品 和広 神戸大学教授